看護師としてより経験を積むために、もしくは給料アップのためにWワークを選択する人は近年増えてきています。
同じWワークをするなら、看護師の資格を活かせる夜勤バイトがお勧めです。
しかし「日中も働いているのにWワークで夜勤なんて、眠さに耐えられる自信がない」と、なかなか夜勤バイトに踏み込めない人もいるようです。
実際に夜勤バイトを掛け持ちしている看護師は、どのような眠気対策をしているのでしょうか。
さっそく見ていきましょう。
夜勤バイト中の眠気覚まし《体を動かす方法》
手を握って開く
すでに実践している看護師さんも多いこの方法、手軽なのに効果的なのです。
まずは、ジャンケンの「グー」の形になるように手を握りこみます。
思いっきり力を入れて握りこんだあとに、指が反り返るくらいに開く動作を1セットとして、10回繰り返しましょう。
手の握り開きは、脳を活性化させてくれるので、眠気覚ましに効果的です。
深呼吸で脳に酸素をおくる
シンプルですが、こちらも眠気覚まし効果絶大!
脳に酸素がいきわたっていないと人は眠くなります。大きく深呼吸して、脳に酸素を送ってあげましょう。
深呼吸するときは“ゆっくり吸ってゆっくり吐く”ことが大事です。
2~3回ほど繰り返した後は、自然に呼吸が整うのを待ってくださいね。
耳を引っ張る
両手で左右の耳たぶを持って、下に引っ張ります。ゆっくり3秒かけて引っ張ったらパッと手を離す動作を5回ほど繰り返してみてください。
そうすることで体があたたまり、脳も活発モードへ切り替わります。
耳には100以上のツボがあるといわれているので、耳全体を上下、左右、斜め方向に引っ張る、揉むなどを行うと耳全体のツボが刺激され、眠気覚ましにより効果的です。
表情筋を刺激する
目、鼻、口をすべて顔の中心にあつめるような意識で、顔にぐっと力を入れます。
これによって表情筋が刺激され、眠気が吹き飛ぶそうです。
急にこの動作をはじめると、周りにいる人をびっくりさせてしまうかもしれませんので、人目を気にして行ったほうが良いでしょう。
持続性はあまり期待できませんが、即効性があるのでここぞという時に試してみてはいかがでしょうか。
夜勤バイト中の眠気覚まし《グッズを活用する方法》
目薬をさす
看護師さんなら、ほとんどの人が白衣のポケットに忍ばせている目薬。
刺激の強いクール系の目薬なら、爽快感で眠気を感じにくくなります。
目薬をさすのが苦手な人は、メンソール配合の制汗剤や化粧水を首や腕に使う方法もオススメです。
しかし、病院内で匂いがキツイものを使用するのはNGですので注意しましょう。
冷却シート
体をリラックスさせる副交感神経の働きが活発になると、人は眠くなります。
体を冷やすことで、副交感神経の働きを抑止できるので、眠気覚ましに活用されることも多いのです。
首筋や足の付け根、脇の下など太い血管が通っているところに貼るとより効果的で、徹夜勉強をしている受験生にもよく知られている方法のようです。
夜勤バイト中の眠気覚まし《その他》
カフェインを摂る
コーヒーや紅茶などのカフェインを摂取することで眠気を覚ます方法です。
しかし、摂りすぎは健康によくありません。妊娠中の女性を除く成人女性が1日に摂取して良いとされているカフェインの量は400ml以下です。
200mlのコーヒーで80ml、同じ量の紅茶なら44mlのカフェインを含んでいます。
普段からよく摂取している人は注意しましょう。
みかんを食べる
人の脳は、リラックスしているときにα派が出ているといわれています。
α派が出ている状態は“心地よい眠気”に誘われている状態です。みかんの香りは、α派を取り除いてくれる効果があるので、眠気覚ましにも有効といえます。
香りだけでなく、食べることで脳や胃が働くのでより効果的です。
まとめ
Wワークでの夜勤バイトは、疲れが溜まりやすく眠気が襲ってくる場面も多いでしょう。
今回ご紹介した眠気覚ましの方法は、すぐに実践できる簡単なものを選んでいますので、ぜひ試してみてくださいね!
しかし、あまりにも眠気が収まらない場合は、体からのSOSかもしれません。
少し環境を変えて、疲れが溜まらないような働き方をしてみるのも良いでしょう。
働き方を相談したい方は、ぜひ看護師ワーカーをご利用くださいね!