全国の看護師の平均年収

全国の平均年収 505 万円

一般的に「看護師=高給」なイメージを持たれがちですが、実際は現状の給料に満足できていない看護師さんが多いのではないでしょうか。
中には、自分の貰っているお給料が高いのか低いのかもわからないまま「この業務量でこの給料は少ない!」と漠然とした不満を抱えている方もいるでしょう。
実は、看護師の退職理由として「給料への不満」は多いのです。
しかし、今の自分の給料が他より高いのか低いのか知らないまま転職し、後から「前の病院の方が良かった」と後悔するのは避けたいですよね。

そんな看護師さんのために、「医療ワーカー」に掲載された求人情報を元に、2018年7月時点での平均年収をデータ化しました!
働くエリアや勤務形態別、さらには診療科目別での平均も出しています♪

自分のお給料が平均以上なのか、もしくは平均以下なのか。
早速みていきましょう!

都道府県別平均年収ランキング

施設形態別平均年収

病院 クリニック 介護関連施設
531 万円 489 万円 489 万円
訪問看護 企業 その他
558 万円 513 万円 465 万円

看護師が活躍できる場は病院やクリニックをはじめ、介護関連施設や訪問看護、また企業など、幅広い施設形態があり、転職・就職においてさまざまな選択肢があります。高収入を目指した就職・転職を希望される方と、収入は二の次で働きやすさを希望される方とで、選択する施設形態も大きく変わってくるでしょう。一般的に、看護師の就職先として多く挙げられるのが病院やクリニックですが、年収で比較すると病院のほうが高めである傾向が強いです。
その理由として、クリニックは日勤であることに対し、病院は夜勤や残業が多くあるため、関連する手当の有無によって給料の手取り額が変わることが挙げられます。また、一般的にクリニックは残業も少なめとされているため、夜勤・残業手当がない分病院勤務よりも年収は低くなりますが、家庭と仕事の両立などには最適であるといえます。
また、近年ますます高齢化社会が進む中、看護師需要が高まっているのが訪問看護です。全国的に看護師不足が問題視される中、需要の高い訪問看護では、分かりやすく高給料に設定することで看護師の充足を図っているところが多く見受けられます。そのため、高収入を目指す看護師には狙い目の施設形態であるといえるでしょう。訪問看護と同じく、高齢化社会が進む背景により、介護関連施設でのお仕事も増加傾向にあります。
ただし、介護関連施設では急性期の病院勤務などと比べ、業務内容が健康管理といった業務負担の少ない仕事がメインとなるため、給料はさほど高めとはいえません。しかしながら、夜勤やオンコールがある場合、各種手当の加算によりある程度の給料を見込むことも可能です。
企業勤めの看護師は意外と多いことをご存知でしょうか。最近は企業内に医務室を置く企業も増えており、また治験などに関連する仕事も安定して募集があります。企業といっても業務内容は幅広く、また勤める企業の大きさや収益などによっても給料や賞与額が大きく異なります。そのため、いちがいに平均年収はこれくらい!とは言いにくいということが現状です。

職種別平均年収

看護師・准看護師 保健師 助産師
498 万円 500 万円 603 万円

看護師と准看護師、また助産師と、病院やクリニック、その他関連する医療施設などではこの3つの職種における求人があります。この3つの職種の中で最も年収の高い職種が助産師であるとされています。そして、助産師の次に年収が高い職種が看護師、最後に准看護師という位置づけとされています。同じ医療における補助行為を行うにも関わらず、なぜこのように職種によって年収が異なるのでしょうか?
その理由として、まず看護師と准看護師の違いからご説明していきましょう。まず、看護師は国家資格であることに対し、准看護師は准看看護学校を卒業した後、各都道府県知事が実施する准看護師資格取得の試験に合格し取得できる資格であり、看護師の国家資格とは異なります。そのため、病院やクリニックなどで同じ業務を行うにも関わらず、資格取得の難易度により看護師よりも准看護師のほうが低い年収となっているのです。
また、病院では看護師を、クリニックでは准看護師を採用するケースが多いようです。その理由は、病院とクリニックそれぞれが行う医療領域が影響しているといえます。手術などにも対応する病院では看護師を、一方で一般的な診療をメインとするクリニックでは人件費削減となる准看護師を求めるケースが多いのはこの理由からです。
そして最後に、助産師が最も年収が高い理由についてです。助産師は、国家資格である看護師免免許のほかに、助産師免許も取得しなければ助産師として働くことができません。そのため、看護師よりも敷居が高い職種であるということが理由の一つであるといえます。また、深刻な助産師不足という背景が絡み、常に一定の高い需要があることがもう一つの理由であるとされています。
最近では、さまざまな分娩スタイルが主流となっており、また産前・産後のケアにも注力しているクリニックや病院が増えている傾向にあります。これらの背景もまた、助産業務以外に幅広い業務に対応する助産師への高いニーズにより、看護師よりもさらにグッと高い年収設定となっている原因であるといえます。

勤務形態別平均年収

常勤(夜勤あり) 常勤(日勤のみ) 常勤(夜勤のみ)
516 万円 497 万円 668 万円

看護師・准看護師・助産師の働き方は、常勤で“夜勤あり”と“日勤のみ”、“夜勤のみ”とこの3つの勤務形態に分かれます。その中で、最も年収が高くなる勤務形態は常勤の“夜勤のみ”です。そして、次に年収が高い勤務形態が常勤の“夜勤あり”で、最後に常勤の“日勤のみ”といった順位になります。なぜ、勤務形態によって年収が異なるのでしょうか?
その理由は…夜勤手当が大いに関係しています!基本的に、看護師の基本給はさほど高くは設定されていません。ただし、看護師の年収が他職種と比較して高いといわれる理由は、支給される手当にこそあるのです。そう!看護師の年収を大きく左右するもの、それは夜勤手当なのです。
例えば、ある病院では准夜深夜手当が1回につき2万円支給されます。月5回夜勤をこなしたとすると、基本給にプラス10万円も加算されることになり、一気に夜勤手当により収入をアップさせることが可能となります。かたや常勤で日勤のみの勤務形態ではどうでしょう?常勤の夜勤のみや、常勤で夜勤ありの勤務形態とでは、支給される手当額が全く異なりますよね。このように、夜勤手当があるかないかによって、収入に大きな差は生まれているのです。
また、夜勤といっても2交代制と3交代制があります。主に勤務時間の長い2交代制のほうが、3交代制よりも全体的に見て得られる夜勤手当の支給額は高めである傾向が強いです。
そして、肝心なのが入る夜勤回数です。夜勤ありや夜勤のみを選択し、高収入を目指すのなら、月の夜勤平均回数はしっかりチェックしておきましょう。夜勤手当が高くても、入る回数が少なければ総支給額は夜勤手当が低く回数が多い看護師のほうが高い、ということになります。
しなしながら、高収入を目指して夜勤に入るのもまた選択肢の一つですが、体力的な負担や精神的な負担が少ない常勤の日勤のみのお仕事もまた人気の勤務形態です。ブランクがある方、ママさんナースには根強い人気があります!あなたはどの勤務形態を選びますか?全国の平均年収はあくまでのご参考までに♪希望する就職・転職を叶えるならう医療ワーカーをぜひご利用ください!

診療科目別平均年収

内科 血液内科 呼吸器内科
524 万円 537 万円 550 万円
循環器内科 消化器内科 神経内科
544 万円 544 万円 526 万円
腎臓内科 心療内科 糖尿病内科
554 万円 524 万円 575 万円
内分泌内科 老年内科 外科
537 万円 539 万円 535 万円
救命救急科 形成外科 呼吸器外科
568 万円 558 万円 582 万円
消化器外科 心臓血管外科 整形外科
555 万円 557 万円 541 万円
乳腺外科 脳神経外科 美容外科
583 万円 558 万円 572 万円
リハビリテーション科 眼科 産婦人科
532 万円 544 万円 571 万円
耳鼻咽喉科 小児科 人工透析
530 万円 518 万円 566 万円
総合診療科 精神科 人間ドック・検診
581 万円 512 万円 541 万円
泌尿器科 皮膚科 美容皮膚科
547 万円 549 万円 570 万円
病理診断科 婦人科 放射線科
525 万円 549 万円 533 万円
麻酔科 肛門科 リウマチ科
545 万円 532 万円 530 万円
胃腸科 アレルギー科 循環器科
508 万円 523 万円 524 万円
口腔外科 歯科 呼吸器科
528 万円 522 万円 523 万円
消化器科 緩和ケア科 産科
522 万円 531 万円 558 万円
その他
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こだわり別平均年収

高給与 駅チカ 車通勤可
612 万円 541 万円 500 万円
土日祝休み 年間休日120日〜 寮あり
554 万円 535 万円 553 万円
託児所あり ブランク歓迎 研修制度充実
547 万円 535 万円 539 万円
電子カルテあり
550 万円

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どう考える?看護師の平均年収は低いのか

エリア別、勤務形態別、診療科目別でも平均年収を見てきましたが、いかがでしたか?

厚生労働省が抽出したデータによれば、専門職である保育士の平均年収は約339万円、IT関連のプログラマーの平均年収は約414万円、同じ医療業界で活躍する歯科衛生士の平均年収は約352万円、看護補助者の平均年収は約294万円という結果がでています。
一般的に高給与と言われる看護師の平均年収は約498万円。圧倒的な差がありますよね。

しかし、実際は「こんなに働いているのに給料が増えない!」と不満を抱える看護師も少なくありません。
そんな悩める看護師のために、給料アップについて知って得する情報をご紹介します♪

看護師の年収は諸手当で差がつく!

初めに知っておいてほしいのは“諸手当”について。
看護師の給与総支給額の内訳をみてみると、諸手当部分の占める割合が基本給の占める割合より大きい傾向にあります。
そして、看護師に支給される諸手当には、残業手当や夜勤手当も含まれます。
ポイントは深夜勤務割増給。夜勤をした場合は“深夜勤務1回当たりの定額夜勤手当”のほか、22時~翌朝5時の時間帯に勤務した際の割増賃金を上乗せ支給することが労働基準法で定められているのです。
勤務時間に応じて対象給与額の25%相当と定められていますが、病院によって給与明細への記載方法は異なります。
「深夜勤務割増給として(代わりに)支給する」等の文言が夜勤手当欄に添えられている場合は、法定通りかもしくはそれ以上の額が支給されているか確認した方が良いでしょう。

平均年収より給料が低い看護師は夜勤で損をしている?!

ページ上部の「勤務形態別平均年収」の項目でもご紹介しましたが、やはり手っ取り早く年収アップを狙いたいのであれば、積極的に夜勤に入ることは念頭に入れておくべきでしょう。
夜勤回数に多く入ることはもちろんですが、どうせ夜勤に入るなら手当額がたくさんもらえる病院で回数を増やす方が良いに決まっていますよね。

一般病棟に勤める看護師に支給される夜勤手当の平均額は、日本看護協会によるデータを見てみると《3交代制・準夜勤》の場合4,399円、《3交代制・深夜勤》5,490円、《2交代制・夜勤》11,276円という結果が出ています。(※深夜勤務割増給を除く)
3交代制の準夜勤手当+深夜勤手当の合計よりも2交代制の夜勤手当の方が高いことがわかります。
さらに、3交代制(準夜勤、深夜勤含む)の平均夜勤回数は13.8回、2交代制の平均夜勤回数は7.1回というデータも出ています。

これらのデータから、病院や施設が3交代制か2交代制なのかによって、どの程度収入に差が出るのか見てみましょう。

«3交代制・準夜勤の場合»

4,399円×13.8回=60,706円
×12か月=728,472円

«3交代制・深夜勤の場合»

5,490円×13.8回=75,762円
×12か月=909,144円

«2交代制・夜勤の場合»

11,276円×7.1回=80,059円
×12か月=960,715円

1ヶ月に10回以上の夜勤に入っている3交代制の看護師に対して、2交代制の看護師は10回未満の夜勤回数ですが、金額としては5万~20万ほどの差が出るのです。
あくまで平均から算出したデータなので、病院の場所が都会なのか地方なのか、そして病院の規模によっても手当額は異なりますが、年収アップを狙うなら「夜勤にたくさん入る!」よりも「夜勤手当が多くもらえる病院に勤める」方が効率的と言えるでしょう。

看護師が夜勤以外で平均年収を上回る方法

1)スキルアップ

看護師の平均年収である498万円以上の年収を稼ぐための方法は“夜勤”だけではありません。看護師としてのスキルアップも、年収を上げるにあたって重要なポイントです。 専門看護師や認定看護師の資格を取得する、または役職に就くことで諸手当額は増やすことが可能です。 日本看護協会が算出している「2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査」にこんなデータがあります。

資格・役職別 平均手当額
資格・役職 平均手当額
専門看護師 12,926円
認定看護師 11,066円
副看護師長当職 26,159円
看護師長当職 45,439円
看護部長当職 81,307円

看護部長当職まで行けば1ヶ月の給与に8万円以上の手当が支給されるようになります。
しかし、この手当額も施設や病院によって異なります。
看護師長になったのに手当が1万円以下という病院も存在します。
専門看護師認定看護師も同様です。
先輩に直接は聞きづらいかもしれませんが、今勤めている病院で役職に就いた場合の手当を把握し、このまま勤務し続けるのか転職に踏み切るのか選択しても良いでしょう。

2)転職

一番早い年収アップの方法です。しかし、転職するならもちろん“今より好条件”の病院や施設を選ぶ必要があります。
美容外科クリニックや、訪問看護、臨床開発モニター等への転職であれば年収800万円~1000万円も夢ではありません。
看護師長や看護部長はすぐになれるわけではないので、急いで年収を上げたい人は高給与×看護師で求人を探してみても良いでしょう。
また、転職を検討する場合には自分一人で探さずに専門アドバイザーへ相談することをオススメします。高給与の求人は、一般的に非公開になっている場合も多く、個人で調べるには限界があるからです。
医療業界の転職のプロに相談すれば、非公開求人を紹介してもらえるだけでなく、自分の希望する条件に合った入職先をピックアップしてくれますよ♪

まとめ

他職業と比べれば、看護師の平均年収である約498万円は高いのかもしれません。
しかし、夜勤手当や役職手当、転職をうまく活用すれば、この平均年収を超えることだってできるのです。
今回ご紹介した内容を参考に、自分に合った方法で年収アップを目指してみてくださいね!