【最新版】地域別(都道府県別)看護師の収入はどう違う?

最新版 地域別(都道府県別)看護師の収入はどう違う?
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世間的には高収入のイメージが強い看護師の仕事。 
命を預かる責任のある仕事なだけに、それに見合うだけの給料は欲しいところですよね。 

しかしふとこう考えることはありませんか? 
「私の年収は高いのだろうか?低いのだろうか?」 
「都市部と地方でどれくらい収入が変わってくるのだろうか…?」 

今回は、看護師の収入に差はあるのか地域別にまとめてみました。 
 

【都道府県別】看護師の平均給与

都道府県 

現金給与額 

年間賞与額 

年収 

北海道 

34.3万円 

86.7万円 

499万円 

青森 

28.9万円 

71.6万円 

418万円 

岩手 

32.1万円 

89.6万円 

475万円 

宮城 

30.4万円 

76.9万円 

441万円 

秋田 

31.7万円 

86.1万円 

466万円 

山形 

30.5万円 

75.8万円 

441万円 

福島 

29.1万円 

68.1万円 

417万円 

茨城 

34.3万円 

96.8万円 

508万円 

栃木 

34.9万円 

101.3万円 

520万円 

群馬 

32.0万円 

81.8万円 

466万円 

埼玉 

34.3万円 

78.5万円 

490万円 

千葉 

36.2万円 

87.0万円 

522万円 

東京 

35.8万円 

79.4万円 

509万円 

神奈川 

36.6万円 

77.2万円 

517万円 

新潟 

32.8万円 

79.7万円 

473万円 

富山 

32.0万円 

79.3万円 

463万円 

石川 

32.0万円 

84.1万円 

468万円 

福井 

33.9万円 

89.4万円 

496万円 

山梨 

31.3万円 

73.7万円 

449万円 

長野 

32.8万円 

71.1万円 

465万円 

岐阜 

36.9万円 

99.5万円 

543万円 

静岡 

35.4万円 

93.6万円 

519万円 

愛知 

34.0万円 

86.1万円 

494万円 

三重 

34.3万円 

83.4万円 

495万円 

滋賀 

36.0万円 

104万円 

536万円 

京都 

33.7万円 

84.6万円 

489万円 

大阪 

34.7万円 

72.2万円 

489万円 

兵庫 

35.1万円 

73.0万円 

494万円 

奈良 

35.0万円 

90.3万円 

511万円 

和歌山 

34.6万円 

97.8万円 

513万円 

鳥取 

33.2万円 

94.1万円 

493万円 

島根 

30.6万円 

79.6万円 

447万円 

岡山 

31.1万円 

89.0万円 

462万円 

広島 

31.0万円 

83.1万円 

456万円 

山口 

29.9万円 

83.6万円 

442万円 

徳島 

33.4万円 

82.7万円 

484万円 

香川 

32.2万円 

87.8万円 

475万円 

愛媛 

30.3万円 

84.8万円 

448万円 

高知 

30.0万円 

77.5万円 

437万円 

福岡 

31.8万円 

78.4万円 

460万円 

佐賀 

32.3万円 

85.3万円 

473万円 

長崎 

30.5万円 

85.2万円 

452万円 

熊本 

29.1万円 

80.3万円 

430万円 

大分 

28.6万円 

73.2万円 

416万円 

宮崎 

27.0万円 

67.1万円 

391万円 

鹿児島 

28.6万円 

73.5万円 

417万円 

沖縄 

31.6万円 

75.4万円 

455万円 

全国平均 

33.4万円 

81.6万円 

482万円 

参考:厚生労働省『平成元賃金構造基本統計調査』※百円以下の単位は切り捨て

現金給与額ランキング 
1位 岐阜県 36.9万円 
2位 神奈川県 36.6万円 
3位 千葉県 36.2万円
 
年間賞与額ランキング 
1位 栃木県 101.3万円 
2位 岐阜県 99.5万円
3位 和歌山県 97.8万円 


平均年収ランキング(月給×12か月+賞与で算出) 
1位 岐阜県 543万円 
2位 滋賀県 536万円 
3位 千葉県 522万円  

2020年、現金給与額がもっとも高いのは神奈川県の36.6万円、一方でもっとも低いのは大分県と鹿児島県の28.6万円となりました。年間賞与でもっとも高いのは栃木県の101.3万円、低いのは宮崎県の67.1万円です。 

年収でもっとも高いのは岐阜県の543万円、低いのは宮崎県の391万円。その差は152万円もあります。各種のランキングをみてみると、必ずしも都市部が上位を占めているとは限らないことがわかります。 

つぎに、全職種の平均年収と比べて看護師の年収はどうなのかみてみましょう。 

全職種の平均年収と比較

都道府県 

看護師の年収 

全職種の平均年収 

全職種(女性)の平均年収 

北海道 

499万円 

446万円 

362万円 

青森 

418万円 

371万円 

305万円 

岩手 

475万円 

391万円 

317万円 

宮城 

441万円 

463万円 

355万円 

秋田 

466万円 

379万円 

315万円 

山形 

441万円 

388万円 

309万円 

福島 

417万円 

415万円 

326万円 

茨城 

508万円 

494万円 

364万円 

栃木 

520万円 

480万円 

367万円 

群馬 

466万円 

470万円 

359万円 

埼玉 

490万円 

478万円 

376万円 

千葉 

522万円 

478万円 

384万円 

東京 

509万円 

620万円 

483万円 

神奈川 

517万円 

560万円 

434万円 

新潟 

473万円 

418万円 

334万円 

富山 

463万円 

439万円 

352万円 

石川 

468万円 

458万円 

365万円 

福井 

496万円 

445万円 

359万円 

山梨 

449万円 

462万円 

347万円 

長野 

465万円 

459万円 

351万円 

岐阜 

543万円 

460万円 

365万円 

静岡 

519万円 

469万円 

354万円 

愛知 

494万円 

544万円 

400万円 

三重 

495万円 

498万円 

371万円 

滋賀 

536万円 

504万円 

383万円 

京都 

489万円 

489万円 

400万円 

大阪 

489万円 

541万円 

419万円 

兵庫 

494万円 

501万円 

391万円 

奈良 

511万円 

479万円 

396万円 

和歌山 

513万円 

451万円 

351万円 

鳥取 

493万円 

387万円 

321万円 

島根 

447万円 

413万円 

336万円 

岡山 

462万円 

462万円 

360万円 

広島 

456万円 

486万円 

379万円 

山口 

442万円 

458万円 

356万円 

徳島 

484万円 

437万円 

350万円 

香川 

475万円 

438万円 

351万円 

愛媛 

448万円 

414万円 

326万円 

高知 

437万円 

406万円 

340万円 

福岡 

460万円 

466万円 

362万円 

佐賀 

473万円 

391万円 

304万円 

長崎 

452万円 

398万円 

321万円 

熊本 

430万円 

406万円 

332万円 

大分 

416万円 

414万円 

338万円 

宮崎 

391万円 

379万円 

307万円 

鹿児島 

417万円 

404万円 

322万円 

沖縄 

455万円 

377万円 

324万円 

全国平均 

482万円 

500万円 

388万円 

参考:厚生労働省『平成元賃金構造基本統計調査』※百円以下の単位は切り捨て 

47都道府県のうち33府県、約7割の都道府県が全職種の平均給与を上回る結果となりました。さらに全職種の女性の平均年収と比較すると全国的にみても看護師の給与は平均より高いということがわかります。 

もう少し分かりやすく、各都道府県の看護師の平均年収を地図に色付けしてみました。 
平成30年 各都道府県の看護師の平均年収
マップグラフにしてみてみると関東、中部地方、近畿地方の都市部を中心に看護師の年収は比較的高い傾向にあります。一方で、青森県・福島県などの一部の東北地方と、九州地方は平均年収が低くなってしまうということがわかりました。全職種と比較して看護師の年収は高めに設定されているけれど、それでも都市部から距離が離れるにつれて年収は低くなってしまうようです。 


では、なぜこんなにも年収の差に開きが出てしまうのでしょうか。

地域によって収入に差が出る理由

地域によって収入に差が出る理由
看護師の収入が地域によって差が出てしまうのは、以下の理由が考えられます。

生活水準に差があるため

都市部と地方では、物価や賃貸などの生活水準が異なります。例えば、マンション一室借りるにも東京とそれ以外では相当な差があります。東京でワンルームを借りる値段が地方に行けば1DKで借りられる、そのくらい地域によって違いが出てきてしまうのです。 自動車の駐車場だって地方と東京で数倍違うこともありますよね。  

消費される金額が大きい分、それに見合うだけの給与額が設定されています。

看護師が不足しているので確保するために給与を高く設定している

上述にもあるように、都市部から距離が遠くなるほど年収は低くなっているのがわかりました。その理由のひとつとして“看護師が不足している”ことが挙げられます。 

平成30年に厚生労働省が発表した『衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況 』には都道府県別に人口10万人あたりの看護師数をみてみると、もっとも多いのが高知県の1,511人。そしてもっとも少ないのが埼玉県の693人です。 

先ほどと同様にマップグラフで可視化してみました。 
平成30年 人口10万対就業看護師数

 
平均年収についてのグラフでは、都市部になるほど色濃く、距離が離れるほど薄くなる傾向にありました。しかしながら、看護師数で比べてみると都市部のほうが薄く、距離が離れるほど色濃くなっています。 

つまり、人口が多い地域であるほど看護師の数が不足しているということがわかります。 

そのため各医療施設は看護師を獲得するために高い給料を提示しているのではないでしょうか。 
 

看護師の収入を上げる4つの方法

全国の平均年収を比較してみて「思った以上に自分の収入は低かった…」という方は少なくないのではないでしょうか。 
そんな現状に不満を抱える方に、収入を上げる4つの方法をお教えします。 

看護師の給料を上げる4つの方法 
・資格をとって専門看護手当を貰う 
・管理職へ昇進して基本給と手当を上げる 
・単発バイトを組み合わせてフリーとして活動する 
・高収入の就職先に転職する
  

今の職場で収入を上げるためには、手当がつく資格と取得するか管理職を目指すという方法があります。しかし、実際に手当を得られるかどうかは勤務先によって異なりますよね。 

そんなときは、思いきって転職してみるのもひとつの方法。 

派遣エージェントに登録して単発の仕事を自由に組み合わせて働くこともできますし、経営母体が大きな病院や給与水準の高い美容外科、婦人科などに転職するのも収入アップに繋がりますよ。 

また、個人的に直接応募するよりもおすすめなのが、転職エージェントを利用することです。 

看護職に特化した専属のアドバイザーに無料で相談でき、条件に合った求人をピックアップしてくれるほか、検討先の病院と直接交渉をしてくれます。 
確実に給与をあげたいという方はぜひ転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。 

収入アップを目指して正看護師の求人を探す 
条件に合ったお仕事を紹介してもらう 

もっと詳細が知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。 

正看護師以外の給与関連記事はこちら 
夜勤なし年収400万円超!美容クリニック看護師の給料はなぜ高い? 
【最新版】准看護師のお給料と平均年収を大公開 

まとめ

まとめ
今回、都道府県別に看護師の収入について見比べてみました。みなさんの給料と比較してみていかがでしょうか?想像する以上に貰えていた方もいれば、逆に平均よりも低かった…とがっかりされる方もいらっしゃったのではないでしょうか。 

しかし、ご安心ください。これはあくまで平均的な数字にすぎません。 

現状の収入に不満を感じたら、上述でもあげた4つの方法をぜひ試してみてください。 今より収入が上がれば、それだけ仕事へのモチベーションも高まるはずですよ。 
看護師・准看護師・助産師・保健師へ就職・転職をお考えの方は、ぜひ看護師ワーカーにご相談ください!
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