看護師の月給と月収って何が違うの?看護師の手取り額の平均とは

考える看護師さん
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看護師のお給料、実際手取りではいくら貰えるのか気になりませんか?
今回は、月収や月給の違いと看護師の平均の手取り額をご紹介します。パート勤務やクリニック看護師の平均額など働き方による平均額も徹底調査しました。ご自分の希望する手取り額を考えながら、ぜひ最後までご覧ください。

看護師の月給とは

給料
看護師の月給とは、毎月固定で支払われる月単位のお給料のことです。
基本給+毎月固定で支払われる役職手当や家賃補助などを足した額が月給になります。

看護師の平均月給は34万円

厚生労働省によると、看護師の全体の平均の月給は34万4,000円です。
男性看護師の平均月給が35万5,000円で、女性看護師の平均月給は34万2,000円です。
この平均値は年齢が41,2歳・勤続年数が9,2年になります。

看護師の月給で40万円は相場より高め

看護師の全体の平均月給は34万4,000円なので、月給で40万円は相場よりも高めと言えます。ただし、上記の看護師の平均月給と比較する場合には、平均値の年齢や勤続年数も確認する必要があります。また、手当や賞与によっても手取りの金額が違ってきますよ。

次の章では、看護師の月収についてご紹介していきましょう。

看護師の月収とは

給与支給明細書
看護師の月収とは、固定で支払われる金額と変動する全ての金額を含んだ額のことです。
月によって変動のある残業手当や賞与などすべての金額を足したのが、年収となります。

看護師の月収は手取り額ではない

月収は、1年間看護師として働いたすべて月の収入を12ヶ月で割った額です。
手取りとして貰える金額ではないので、間違えないようにしてくださいね。

看護師の平均月収は34万円

厚生労働省が出した「令和3年度賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は約499万円でした。賞与を差し引いて計算すると看護師の平均月収は約34万円になります。

20代看護師の月収はいくら?

同じく厚生労働省のデータから計算すると20代の看護師の平均月収は約30万円になります。

新卒の看護師の月収はいくら?

新卒看護師の基本給の平均が約20万円で、固定の手当等を含めた平均月収は約26万円となります。

看護師の月収ごとの手取り額はいくらになるのでしょうか?

考える看護師さん
では、看護師の月収ごとの手取り額はいくらになるのかを解説いたします。
月収から社会保険や税金が引かれた金額が「手取り額」になります。
今回は、40歳以下で扶養家族なし・東京で勤務している方の場合を計算してみましょう。

月収20万円の独身看護師の手取り額は?

月収20万円の看護師の手取り額は、約17万円になります。
月収20万円から、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・源泉所得税を引いたおよその金額です。

月収30万円の独身看護師の手取り額は?

月収30万円の看護師の手取り額は、約25万円になります。
月収30万円から、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・源泉所得税を引いたおよその金額です。

月収40万円の独身看護師の手取り額は?

月収40万円の看護師の手取り額は、約33万円になります。
月収40万円から、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・源泉所得税を引いたおよその金額です。

月収50万円の独身看護師の手取り額は?

月収50万円の看護師の手取り額は、約41万円になります。
月収50万円から、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・源泉所得税を引いたおよその金額です。

月収100万円の独身看護師の手取り額は?

月収100万円の看護師の手取り額は、約78万円になります。
月収100万円から、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・源泉所得税を引いたおよその金額です。

各種保険や税金に関しては、住んでいる地域や年齢によって変わってきます。
ご自分の場合は、月収からいくらの税金が引かれるのかを確認してくださいね。

働き方による看護師の月収平均

病院
最後に、看護師の働き方による平均月収についてご紹介します。

パート看護師の平均月収

パート看護師は、時給で働くので働いた時間によって月収は変わっていきます。
パート看護師の時給が1,500円〜1,700円程度なので週4日勤務で1日6時間働いた場合には144,000円〜163,200円ほどの月収になります。

准看護師の平均月収

准看護師の場合、看護師よりも少し月給が下がります。
月の残業時間数や各種手当の金額にもよりますが、平均月収は約19万円〜23万円ほどです。

クリニック看護師の平均月収

クリニック看護師は、病棟勤務と違って夜勤手当がないことがほとんどです。
夜勤や残業も少ないため、月給以外の手当で貰える金額が病棟看護師よりも少なくなります。
看護師の平均の月収34万円よりも低い傾向にありますが、クリニックによっては賞与が充実している場合などもあるので確認してくださいね。

看護師の月収は年収の12分の1!希望の月収がもらえる職場を選ぼう!

医師と看護師
看護師の給料は、他の職種よりもやや高いと言われています。
でも実際には、働く場所や働き方によって看護師の給料には開きがあるようです。
働く前に思っていたほど稼げなかった、ということがないように月給や月収以外の残業・手当についても調べておきましょう。
ご自分の希望の月収と働き方を考えた上で、看護師として職場を選ぶことが大切です。


参照:日本看護協会「看護師の給与データ」
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/chingin/data/pdf/revelation.pdf

参照:厚生労働省「令和3年度賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

参照:全国健康保険「協会都道府県毎の保険料額表」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/

参照:日本年金機構「厚生年金保険料額表」
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo/ryogaku/ryogakuhyo/index.html

参照:厚生労働省「雇用保険料率について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000108634.html

参照:国税庁「源泉所得税関係」
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/01.htm#a-03
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