看護師が就職する時にGPAは関係する?GPAの利用範囲と影響について解説

GPAが就職に関係するかどうかは、これから就職する看護学生にとって気になるところでしょう。とくに、GPAに自信がない看護学生は就職活動に不安を感じているかもしれません。では、実際の就職活動にGPAはどの程度関係するのでしょうか?
こちらの記事では、GPAが就職に関係する影響について解説します。GPAと就職活動の関係についてモヤモヤしている看護学生や不安な看護学生は参考にしてください。
そもそもGPAとは何?
まずはGPAについて解説していきましょう。
GPAとは学習到達度の評価のこと
GPAと就職の関係を紹介する前に、看護学校におけるGPAについて解説しましょう。GPAは、看護学校の成績を評価した数値のことです。学校によって、GPAの評価方法は異なります。基本的には、授業への取り組み、定期試験の点数、提出物で判断されることが多いようです。授業への取り組みに関しては、出席日数以外にも受講に取り組む態度や積極的に取り組めているかも判断材料になります。
GPAの利用範囲とは
GPAの利用範囲は、学校によって違います。講師による修学指導や成績優秀者を判定することもあれば、退学の勧告をすることもあります。また、修学の相談や指導にもGPAを利用します。看護学校の中では、GPAは成績の良し悪しを判断するのに使われています。
GPAをアップさせるには
GPAをアップさせるには、科目の選び方が重要になります。単位の取得によって、GPAを上げることもできます。しかし、苦手な科目をいくつも選ぶことによって、負担にならないよう注意する必要があるでしょう。意欲的に講義を受け、真剣に学びを習得していくことがGPAをアップさせる近道になります。
看護学生就職活動にGPAは影響する?
看護学生が就職活動をする時に、GPAが影響するかどうかは気になるところです。ここでは、GPAの進路への影響について紹介しましょう。
公立病院でGPAは就職に影響はない
基本的に公立の病院では、就職活動にGPAは関係ありません。公立病院ではGPAよりも面接が重視されるようです。小論文や面接などで、自分の看護観や応募動機をしっかりと伝えることが採用の合否を決めるといえるでしょう。
民間病院でGPAは比較対象になる
民間の病院へ就職を希望する場合、GPAは比較対象になるようです。応募者が看護学校でどんな科目を選択していたか採用側が確認し、病院と相性が合うかなどをチェックすることもあります。また、他の応募者と小論文や面接等で同じ評価になった場合には、GPAで最終検討するようです。
大学病院でGPAは考慮する場合がある
大学病院では、GPAが高いと勤勉であり看護学生としてしっかりしていると評価されるようです。真面目で向上心がある看護師を採用したいと考える場合には、提出されたGPAでこれまでの取り組みを判断されることもあります。
看護師の就職はGPAだけでは決まらない!今できることを丁寧に進めていこう
いかがでしたか?今回は、GPAについて解説しました。GPAについて理解が深まったでしょうか。もしGPAの低さが気になる場合には、GPAを上げる努力をすることが大切です。先輩や先生に相談しながら、科目の選択を検討してみましょう。
基本的には、GPAで就職の合否は決まりません。それでもGPAに自信がなく不安がある時には、GPA以外でアピールできることをみつけましょう。GPAが平均より低かったとしても、就職したいという強い熱意を伝えれば採用側も一緒に働きたいと考えるはずです。希望の医療機関に就職できるように、今からできることを考えてみましょう。





