看護師が就職のために書く小論文!書き方とよく出されるテーマとは

看護師の就職では、筆記試験の代わりに小論文を書くことが多いようです。小論文は、採用を左右する大きな判断材料になります。しかし、普段文章を書くのに慣れていないと、文章を書くことに対して苦手意識を持ってしまうようです。
そこで今回は、看護師の採用試験に提出する小論文の書き方をご紹介します。文章の書き方のコツや看護師採用試験によく出されるテーマも紹介するので、参考にしてくださいね。
小論文の書き方のコツ
では、小論文の書き方のコツからみていきましょう。
1.テーマから書く内容を決める
まずは、出されたテーマから書く内容を決めましょう。就職で出される小論文ではテーマに関する、これまでの実体験を振り返ったり、新人看護師としての自分の考えを探ったりしていきます。まずはどんな内容の小論文にするか、ざっくりと決めましょう。テーマが複数ある場合には、自分が書きやすいテーマを選択するようにします。
2.全体の構成を決める
テーマから書く内容が決まったら、全体の構成を決めていきましょう。小論文の構成は、大きく「序論→本論→本論2→結論」で組み立てます。文章の流れとしては、起承転結を意識しましょう。序文→本論→理由→結論で組み立てると文章が読み手に伝わりやすくなりますよ。
3.執筆していく
全体の構成が決まったら、執筆していきましょう。執筆での注意点はいくつかあるので注意してください。
・句読点や括弧も1マスに1文字で書くこと
・段落の始めや改行では1マスあけること
・語尾は「~です/~ます」か「~だ/~である」で統一すること
・一人称は「私」にし文章全体で統一すること
・「~と思う」の乱用に注意すること など
4.読み直しと修正
9割以上目安にして執筆をし、完成したら見直しをします。誤字脱字のチェックや言い回しがおかしいと感じたところは、スムーズに読み進められるように修正しましょう。間違った接続詞を使っていないか、漢字の間違えはないか時間の許す限り、何度も読み返してください。
看護師の就職でよく出されるテーマ
看護師の就職小論文のテーマにはさまざまなものがあります。
看護師の就職小論文で出題されやすいのは、看護観や医療に関するものです。しかし、医療機関によっては、全く医療に関係のないテーマが出されることもあります。どんなテーマになっても困らないように、広いテーマを想定しながら考えを整理しておくのがおすすめです。
・看護観を問うテーマ
看護観を問うテーマの出題には、以下のものがあります。
「わたしの看護観とは」
「目指す看護師像について」
「看護師を目指した理由」
「看護の仕事とは」
・医療や看護テーマ
医療や看護テーマの出題には、以下のものがあります。
「チーム医療とは」
「看護とはなにか」
「看護師としての役割について」
「医療従事者の心構えとは」
「医療現場で看護師に求められること」
・時事問題や社会問題テーマ
時事問題や社会問題テーマの出題には、以下のものがあります。
「高齢化社会でこれから求められること」
「災害医療について」
「情報化社会における医療」
「最近気になるニュースについて」
「リモート医療について」
・その他のテーマ
その他のテーマの出題には、以下のものがあります。
「チームワークについて」
「命について」
「コミュニケーションについて」
「SDGsについて」
「生きがいについて」
看護師の就職なら小論文の書き方のコツやテーマを知っておこう!
いかがでしたか?こちらの記事では、看護師の就職で出題される小論文についてご紹介しました。小論文の書き方の手順や予想されるテーマは参考になったでしょうか?
合否の判断として出題されることが多い小論文対策は、数をこなして書くことに慣れるのが一番です。文章を書くことへの苦手意識は、思い込みであることも多く、慣れると意外と簡単に書き進められる方もいます。テーマを決めたら、構成、文章を書いて、修正という流れを意識しながら小論文を書く練習をしてみてくださいね。





