看護師の就職試験でするべき逆質問とは?逆質問する際の注意点・聞いてはいけない内容とは

就職活動をする男女
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皆さんは「逆質問」というワードについて知っていますか?
就職活動をしたことがある方は、聞いたことがあるかもしれません。

今回は看護師の就職面接でするべき逆質問について紹介します。
逆質問する際の注意点や聞いてはいけない内容についてもまとめました。
また、就職試験での服装やマナーについても解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。

看護師の就職試験の逆質問とは

まず最初に看護師の就職試験の逆質問について解説します。
そもそも逆質問とは何なのでしょうか。
日常では聞き慣れない言葉ですが、入試の面接や就職活動ではよく耳にするワードです。

逆質問とは、面接の終盤で面接官が応募者に対して聞く質問のことです。
逆質問がない面接もありますが、「なにか質問はありますか?」と聞かれる場合もあります。
どのように回答するかで、採用の合否が左右される可能性もあります。
逆に言うと自己PRをする場面でもあるので、適切な回答をする必要があります。

看護師の就職試験でするべき逆質問

まずは、看護師の就職試験でするべき逆質問を紹介します。
今回はおすすめの逆質問を7つ厳選しました。
また、未経験の分野を志望する際や、病院以外のクリニックや介護施設を志望するときの逆質問についても解説します。

職場の雰囲気を聞く逆質問

看護師の就職試験でするべき逆質問1つ目は、職場の雰囲気についてです。
「病床数はどのくらいですか」など、職場の雰囲気を掴むための逆質問は自分のためにもなるでしょう。
就職希望先に興味があることもアピールできます。
ただし、職場の情報についてはホームページなどに記載されている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

職場のスタッフに関する逆質問

看護師の就職試験でするべき逆質問2つ目は、職場のスタッフに関してです。
「働いている方の平均年齢はどのくらいですか」
「働いている方の勤続年数はどのくらいですか」
「働いている看護師の男女比はどのくらいですか」
「各病棟で何名の看護師の方が働いていますか」
「未経験で入職されている方は何名ですか」
など、どのような看護師の人が働いているかを聞くのがおすすめです。
病棟で働く看護師の数と病床数が分かれば、何人体制で看護を行っているかを知ることができますよ。

入職までにするべきことについての逆質問

看護師の就職試験でするべき逆質問3つ目は、入職までにするべきことについてです。
「入職するまでにするべき勉強はありますか」
「入職するまでにどのような分野を勉強するのが良いですか」
など、入職を想定した質問は、面接官に働く意欲を伝えることができます。
努力しようとする姿勢もアピールすることができますよ。

志望意欲が伝わる逆質問

看護師の就職試験でするべき逆質問4つ目は、志望意欲が伝わる内容です。
「入職後、独り立ちするまでの期間はどのくらいですか」
「プリセプター制度はありますか」
など、この病院で働きたい、という気持ちをアピールできる質問がおすすめです。
具体的な内容を聞くことで、あなたの意欲をアピールできます。

具体的な働き方についての逆質問

看護師の就職試験でするべき逆質問5つ目は、具体的な働き方についてです。
「働かれている看護師の方の一日にスケジュールを教えてください」
など、具体的な働き方について聞いておくのも良いでしょう。
具体的な働き方を知ることで、入職後の自分をイメージできますよ。
病院側も入職後のミスマッチを防ぎたいと考えているので、実際の働き方をイメージできる質問は好印象に繋がります。

また、看護師の出勤時間が極端に早い場合や、退勤時間が遅い場合には、厳しさや残業の有無を知ることができます。
直接的に残業について聞くことはおすすめできないので、具体的な働き方について質問をして探りを入れましょう。

研修制度・資格支援制度についての逆質問

看護師の就職試験でするべき逆質問6つ目は、研修制度・資格支援制度についてです。
「救急医療の分野に興味があるのですが、研修制度はありますか」
「院内研修会はありますか」
「資格支援制度はありますか」
「院内研修会の頻度はどのくらいですか」
など、研修や勉強会の有無を確認する質問は、病院がスキルアップに力を注いでいるかを知ることができます。

研修制度や資格支援制度に関して、自費での参加やあまり力を注いでいない旨の回答があった場合、院内でのスキルアップは難しいかもしれません。
あなたが看護師としてのスキルやキャリアを重視する場合には、勉強会などの教育支援がしっかりとした働き先を選びましょう。

キャリアについての逆質問

看護師の就職試験でするべき逆質問7つ目は、キャリアについてです。
「将来的な役職や管理職を目指すキャリアはありますか」
など、入職後の具体的なキャリアに関する質問もおすすめです。
仕事を長く熱心に続けていく意志をアピールできますよ。

未経験の分野を志望するときの逆質問

「今まで未経験で入職されている方はいらっしゃいますか」
「未経験の診療科なのですが、入職後に研修等はありますか」
未経験の分野を志望する場合は、前例を確認したり研修制度について確認することをおすすめします。
自分と同じ境遇の人がいるかを確認することで、不安の解消に繋がるかもしれません。
入職後の研修制度の有無も重要な確認事項です。
ただし、研修に関しては病院のホームページなどで情報が公開されている場合もあります。
質問する前にチェックしておきましょう。

病院以外を志望するときの逆質問

「看護業務以外で担当する仕事はありますか」
クリニックや介護施設など、病院以外を志望する場合には看護師の仕事内容を確認しておきましょう。
清掃や在庫の確認、発注業務など、看護業務以外を任される場合もあります。
入職後のギャップを無くすためにも、どんな業務があるかを聞いておきましょう。

看護師の就職試験で逆質問する際の注意点

続いては、看護師の就職試験で逆質問する際の注意点を紹介します。
看護師の就職試験で逆質問をする際は、以下の点に気をつけましょう。

ポジティブな質問をする

看護師の就職試験での逆質問では、ポジティブな質問をすることを心がけましょう。
先程も紹介した通り、働く意欲や熱意が伝わる質問が好印象です。
残業についてなど、ネガティブな印象の質問は面接では避けましょう。

表情に注意する

看護師の就職試験での逆質問では、表情に注意しましょう。
明るく元気な表情で質問するのがおすすめです。
快活な表情は、好印象を与えることができます。
逆に暗い表情は自信の無い印象を与えてしまうことがあります。

会話を大切にする

看護師の就職試験での逆質問では、会話を大切にしましょう。
一方的な質問では、コミュニケーション能力に乏しい印象を与えてしまいます。
面接官の回答をよく聞き、面接も会話であるという意識を忘れないようにしてください。

簡潔に質問する

看護師の就職試験での逆質問では、簡潔に質問するようにしましょう。
長々と質問をすると、質問内容が分かりづらくなってしまいます。
簡潔な質問で、面接官の人も答えやすい問いを心がけてください。

看護師の就職試験の逆質問で聞いてはいけない内容

看護師の就職試験の逆質問で聞いてはいけない内容は、どのようなものがあるでしょうか。
具体的な禁止例を紹介します
聞いてはいけない内容を知っておくことで、禁忌を避けることができますよ。

調べたらわかることについて

看護師の就職試験の逆質問で聞いてはいけない内容1つ目は、調べたらわかることについてです。
病院のホームページに掲載されている内容や、募集要項に書かれている内容を質問することは、就職希望先に対して興味が薄い印象を与えてしまいます。
きちんと読んでいないんだな、と思われてしまうかもしれません。
勉強不足な印象を与えないためにも、調べてわかることは聞かないようにしてください。
面接前には調べて分かる内容を質問しないよう、予めホームページや募集要項をしっかり確認しておきましょう。

すでに説明を受けたことについて

看護師の就職試験の逆質問で聞いてはいけない内容2つ目は、すでに説明を受けたことについてです。
就職希望先からすでに説明を受けた内容については、質問しないようにしてください。
調べたらわかることを質問するのと同様に、悪印象を与えてしまいかねません。

面接試験の中で教えてもらった内容が、用意していた逆質問と内容が被ってしまわないようにしましょう。
万が一、被ってしまいそうな場合には新しい逆質問を考える必要があります。
そのため、あらかじめいくつかの逆質問を用意しておくことをおすすめします。

給料や残業について

看護師の就職試験の逆質問で聞いてはいけない内容3つ目は、給料や残業についてです。
待遇面については、公式に情報が掲載されているケースが多いです。
ホームページや募集要項などに記載されていないか確認してみましょう。
情報が無い場合でも、逆質問で聞くことはおすすめしません。
待遇面に関する質問は、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
就職面接は常に志望意欲の高さをアピールする必要があります。

「特にありません」

看護師の就職試験の逆質問に対して、「特にありません」と回答することは避けましょう。
すぐに質問はないと伝えてしまうと、意欲がない印象を与えてしまうかもしれません。
すでに質問する内容を面接官に回答されてしまっている場合には「詳しくご説明いただいたので、疑問に思っていたことが解決できました。」などと伝えましょう。

看護師の就職試験について

最後に看護師の就職試験で大切なことをお伝えします。
就職試験では適切な逆質問を行うことも大切ですが、服装やマナーなども重要なポイントです。
就職面接の際に面接官がどのような部分をチェックしているのかも解説しますので、ぜひ参考にご覧ください。

服装

看護師の就職試験の面接では、服装も重要です。
ラフな格好は、不真面目な印象を与えてしまいます。
基本はスーツを着用し、清潔感のある服装を心がけましょう。
ジャケット、白いシャツ、パンツを着用し、華美な服装は避けてください。
また、シャツのシワなども印象を悪くしてしまいます。
真面目な印象を与える洋服を着てください。

マナー

看護師の就職試験の面接では、マナーも重要なポイントです。
服装も大切なマナーの一つです。
建物内に入る前に、服装に不備はないか再度確認してください。

時間に関するマナーも守る必要があります。
10分前には到着し、面接の5分前には受付を終えましょう。
電車の遅延や道路の混雑も予め予想し、早めの行動がおすすめです。

受付の方にも、身分をしっかりと伝え、面接のために来た旨を話します。
待合室でもスマホを使用したり私語はせず、背筋を伸ばして座って待ちます。

入室後は、立ちながら身分について話し、面接官に支持されたら着席します。
また面接中の言葉使いも重要なポイントです。
一人称は「私」、ゆっくりと大きな声で敬語を使います。
面接後は、時間を取っていただいたお礼を伝え、退出しましょう。

面接でのマナーは、普段の行動とは違い難しいポイントもあります。
ぶっつけ本番ではなく、繰り返し模擬面接を行い、本番に備えましょう。

面接官がチェックしているポイント

最後に、面接官がチェックしているポイントを紹介します。
面接官によって重視しているポイントはさまざまだと思いますが、全般的なコミュニュケーション能力の有無は面接でチェックしているポイントだと言えます。
コミュニケーションが上手くできない人は、職場で働くのが難しいと判断されてしまいます。
質問にはハキハキ答える、笑顔で回答する、顔を上げて回答するなど。
基本的なことをしっかりと行い、面接官に好印象を与えましょう。

まとめ

今回は看護師の就職試験での逆質問に関して情報をまとめました。
多くの就職試験での面接で逆質問は行われます。
ですが、過剰に身構える必要はありません。
会話を大切にし、知りたいことを正直に質問したら良いのです。
ただし、今回紹介した質問するべきで無い内容は、必ず押さえておきましょう。
皆さんの就職試験がより良い結果で終わるよう、心よりお祈りしています。
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