看護師が転職で必ずやっておきたい7つの準備

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看護師さんが「そろそろ転職をしたい」と考えたときに、まず何から始めたらいいのか迷う人も多いかもしれません。実は、このときにどんな準備をするかによって、転職後の満足度も大きく変わってきます。この記事では、看護師さんが転職活動の際に必ずやっておきたい7つの準備について、解説します。

①スケジュールを立てる

転職を考え始めたら、まずは転職成功に向けて「いつまでに何をするか」を大まかにスケジュールを決め、計画的に動くことが大切です。
 たとえば、ボーナス後の退職者が多い夏から秋にかけて応募したい場合は、5月~7月頃に「情報収集」を行い、7月~9月にかけて「応募・書類選考・面接」と進み、8月~10月頃に「内定」を取り、10月~11月頃に「退職・転職」というのが一般的な流れです。

転職活動のスケジュールに入れるもの

情報収集

転職を成功させる上で、最初の段階での情報収集は非常に重要です。そもそも看護師の転職先にどのような職場があるのか、職場ごとのメリット・デメリットは何かなどを詳しく調べ、自分に最も合った転職先を探しましょう。
ハローワークのような公的機関だけでなく、医療系の転職エージェントを上手に活用するのも、ひとつの方法です。キャリアアドバイザーからリアルな業界情報や職場情報を教えてもらうことができ、転職を考える上で大いに参考になります。

応募・書類選考

希望する転職先が見つかったら、応募・書類選考へと進みます。履歴書や職務経歴書を書き、志望先に送り、書類選考を受けます。

面接・内定

書類選考に通ったら、次は面接です。あらかじめ練習をしておき、面接官に好印象を与えられるよう、表情や態度などにも気を配りましょう。内定が出たらすぐに返事を入れ、必要に応じて条件交渉などを行います。

退職・転職

内定が決まったら、いよいよ退職の手続きです。退職届を提出し、退職日の調整や引き継ぎを行います。そして無事退職できた後は、新たな職場に転職となります。

②希望する条件の優先順位を決める

応募先を決めるにあたっては、自分が希望するすべての条件を満たす転職先を見つけるのは難しいので、希望条件の優先順位を決めておくことをおすすめします。
たとえば「夜勤のない仕事」「教育環境が整った職場」「子育てと両立しやすい職場」など、自分が希望する勤務先の条件をすべて書き出し、それに優先順位をつけましょう。優先順位の1位・2位を絶対条件とし、3位以下はある程度妥協するなど、希望条件に強弱をつけておくと、転職活動がスムーズに進みます。

③自己分析をする

「看護師の転職成功の秘訣は自己分析!」と言い切ってもいいほど、転職活動において自己分析は大切です。自分の強みは何か、本当にやりたいことは何なのか、自分に一番合った職場はどこなのかを自己分析することで、間違いのない転職先を見つけることができるからです。
まずはこれまでの自分のキャリアを棚卸しし、自分の強みを見つけましょう。そしてその強みを活かせる職場はどこかを探します。
また、自分がどんな仕事をやりたいと思っているのかも、明確にします。これまで経験した仕事を、さらにステップアップさせたいのか、それとも看護の違う領域に進みたいのか、5年後・10年後を見据えたキャリアビジョンを立てましょう。その上で、自分に最も合った職場を見つけていきます。
このようにして、自分探しをしっかりと行っておくことによって、転職の相談をする際にもスムーズに話を進めることができます。自己分析を面倒な作業のように感じる人もいますが、自分の軸をはっきりさせておくことは、結果的に転職先を決める早道にもなります。
自己分析は、履歴書の自己PR文や職務経歴書の実績を書く際にも必要なので、必ず行いましょう。

④転職の相談先を決める

転職エージェントやハローワークなど、看護師さんの転職の相談先はいくつかあるので、どこに相談するかを決めてまずは登録をしておくことをおすすめします。
そして、登録先に自分の条件に合った病院を紹介してもらったり、職場のリアルな情報を聞くなど、積極的にコンタクトを取りましょう。
また、内定が出た後に給与や勤務時間などの条件交渉をする際も、自分で直接交渉すると角が立つ場合もありますが、転職エージェントを通せばスムーズに進められます。

 ⑤応募書類や面接の準備をする

応募先を決めたら、その応募先に合わせた応募書類を作成しましょう。看護師さんによっては、ひとつの応募書類を違う応募先にも使い回す人もいますが、それはおすすめできません。
学歴や職歴などは同じでも構いませんが、志望動機や自己PRは応募先によって異なってきます。必ず1件応募するごとに、新たに応募書類を作成することが大切です。
面接についても、応募先ごとに質問が違ってくるので、その都度練習をしておくと良いでしょう。転職エージェントのキャリアアドバイザーが、応募書類の添削や模擬面接に対応してくれるケースもあります。

⑥円満退職するための準備を始める

看護師さんは人材不足の影響もあって、退職の希望を出しても、なかなか辞めさせてもらえないケースが少なくありません。そのため、もし転職の意思が固い場合は、できるだけ早めに円満退社のための準備をしておくことが大切です。
後任にスムーズに引き継ぎできるように、業務内容をまとめておくなど、内定が決まった後に退職しやすいよう段取りをつけておきましょう。退職時期は繁忙期を避け、看護研究もひと段落ついてから辞めるなど、できるだけ職場の人に負担をかけない方法を選ぶのがベストです。
病院によっては、退職を願い出てから実際に退職できるまでに、3ケ月ほどかかるケースもあります。そうなると、転職先の病院に待ってもらえればいいのですが、せっかく決まった転職がだめになってしまうこともあるので、十分に注意が必要です。
以前に辞めた先輩が、退職までに何ヶ月かかったかなどを参考にしながら、退職時期については十分に配慮しましょう。

⑦今までやり残したことをやっておく

転職先が決まると、新たな職場からは「できるだけ早く来て欲しい」と言われるかもしれません。しかし、看護師さんの中には非常に多忙な日々を送っていて、「ここ数年旅行にも行っていない」「友達ともしばらく会っていない」というような人もいます。
そのような場合は、退職と転職の間に若干の余裕をつくって、この機会に旅行に行ったり友達と会ったりするのもひとつの方法です。
あまりに忙しくて、自宅の室内を整理する時間もなかった人は、この機会に室内をスッキリさせて、新たな気持ちで人生の再スタートを切るのもいいでしょう。「転職後に、あれをやっておけばよかった」と後悔することのないよう、やりたいことはやっておくことをおすすめします。

まとめ

看護師さんの多くは働きながら転職先を探すため、非常に忙しい状況の中で転職活動を行わなければなりません。そのため、あらかじめ余裕をもって転職のスケジュールを立て、無理なく仕事と両立させながら進めていくことが大切です。
ただし、どんなに忙しくても自己分析などの重要な部分は、けっして省かないようにしましょう。また、できれば応募の前に病院見学などにも行って、リアルな雰囲気を感じてから応募先を決めると間違いがありません。
転職エージェントなども上手に利用しながら、サポートしてもらえるところは積極的に活用しつつ、理想の転職先が見つけられるようがんばりましょう!
看護師・准看護師・助産師・保健師へ就職・転職をお考えの方は、ぜひ看護師ワーカーにご相談ください!
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