助産師の就職先にはどんな場所がある?種類とそれぞれの仕事内容について徹底解説

助産師の就職先や活躍できる場所にはどんなところがあるのでしょうか?助産師は「お産を助ける」だけでなく、妊娠前後の女性の身体ケア、性に関する教育や相談など業務は多岐にわたります。そこで今回は、助産師の就職先の種類や就職の難易度について紹介します。助産師の仕事が気になっている方は参考にしてください。
新卒の助産師が知っておきたい就職先の種類
助産師として就職できる場所や業務内容について紹介します。
病院
助産師の6割~8割が病院や診療所で働いています。助産師の仕事である「お産を助ける」業務以外にも、出産前の教育や産後の指導などもおこないます。産後の女性だけでなく、産まれた赤ちゃんのケアや母子間の関わりを支援するのも助産師の役割です。
診療所
基本的な業務は病院と同じですが、規模が小さい診療所の場合は、助産師一人がおこなう業務が病院よりも増えます。医師と連携しながら、お産全般や妊産婦をサポートする仕事です。
助産院
助産院は、お産を目的としていますが、正常なお産に限られています。妊娠の経過で、異常が分かった時は、助産院で出産できないために病院へ移ることになります。病院よりも家庭的な雰囲気の中で、お産できるのが助産院です。
クリニック
不妊治療を専門とするクリニックでも、助産師は活躍します。妊娠を望んでいる方に対して、患者さんの検査やケアをおこなうのが助産師の仕事です。
産後ケア施設
産後の母子のケアをおこなうのが産後ケア施設です。宿泊しながら、産後の女性がゆっくりと安心して過ごせるようにサポートします。看護師と助産師が働いているので、専門的な相談からマッサージまでおこないます。
保健所
保健所や保健センターでも、助産師は活躍しています。地域の母親を対象に子育て支援や、育児相談の他にも乳幼児健診なども助産師がおこないます。保健所や保健センターは自治体の施設なので、自治体の公務員として働くことになります。
出張助産師
出張助産師は、施設ではなく自宅での妊婦検診や自宅出産がしたい妊婦さんに対応する助産師です。出産助産師は、出張サービスをしている施設を経由して業務をおこないます。完全に個別のケアになるので、妊婦さんに寄り添いたい助産師におすすめです。
助産師は就職が難しいって本当?
ようやく助産師になっても、就職先があるのか不安な方も多いようです。助産師の事情を紹介します。
助産師は現場で常に人手不足
助産師というとお産を助ける仕事であり、現場で活躍する場所が限られると思いがちです。ですが、助産師の養成学校を卒業して就職する人は9割以上おり、助産師を求めている場所も多くあります。また、自分で開業し母乳指導や育児相談などもできるので現場で働く場所に困ることはないでしょう。
人気の就職先は書類選考や面接で落ちることもある
助産師が働く場所はたくさんありますが、人気の就職先は募集が少なく応募者が多いこともあります。就職したい特定の施設がある場合には、応募の時期を逃さないようにチェックするようにしましょう。書類選考や面接で落ちてしまうこともあるので、事前に対策して就職活動に挑みましょう。
まとめ
今回は、助産師の就職先や仕事内容について紹介しました。助産師の仕事は、お産をサポートするだけでなく、妊産婦のケアや新生児のケアなどもおこないます。また、就職先によっては、産後の母子のケアや地域の母親の相談業務など、業務内容はさまざまです。助産師として、どのように働きたいか考えながら就職先を選択しましょう。





