看護師の派遣について知りたい!求人やメリットデメリットについて

派遣看護師の働き方について気になっている人は多いのではないでしょうか。派遣看護師は、派遣会社に登録してマッチングした医療機関で働く看護師です。期間の限定はありますが、高時給でマイペースに勤務できることから注目されている働き方と言えるでしょう。そこで今回は、派遣看護師について紹介します。派遣看護師のメリットとデメリットから派遣会社の選び方まで解説しているので、最後までご覧ください。
看護師の派遣は原則禁止!看護師派遣には条件がある
看護師の派遣は、過去に禁止されていました。現在でも労働基準法では、医療従事者の派遣は原則禁止とされています。しかし、例外があり以下の場合に限り看護師の派遣は認められています。
①紹介予定派遣
将来的には正社員を目指している看護師向けに、半年間など期間を定めて派遣先で働くのが紹介予定派遣です。派遣期間が終わると、派遣先で社員として働くかお断りするかを決められます。一定期間働きながら、派遣先との相性を判断できるのは大きなメリットでしょう。
②病院・診療所以外への派遣
労働基準法では、病院・診療所への派遣は禁止されています。そのため福祉施設を派遣先とすることが多いでしょう。看護師の派遣先としては、老人ホーム、身体障害者療養施設、デイサービスセンター、介護支援センターなどがあります。
③産休・育休代替の派遣
看護師の仕事は女性が多く、妊娠や出産を機にしばらく現場を離れる人も少なくありません。そのため、産休や育休の間に、社員の代わりに働く看護師を派遣できることになっています。
看護師派遣の求人にはどんな仕事があるの?
では、具体的にどのような求人があるのが例を挙げてみましょう。
一般企業でのコールセンター
健康食品や健康器具などを取り扱う企業での、コールセンタースタッフの募集です。健康に関する相談を受けながら、電話でお客様へ対応できるので看護師派遣を必要とする一般企もあります。顔が見えない相手とのやり取りなので、マニュアル通りに明るく対応できる人に向いています。
臨床研究センター
臨床研究センターでは、採血やバイタル測定などを行う看護師を募集しています。治験患者の対応にあたり、治験に必要な準備から治験患者への流れの説明もするでしょう。急患対応などはなく1日の対応患者も決まっているので、比較的ゆっくりと働ける業務だといえます。
夜勤なしの日勤で病院の産休代替
産休代替は、病院や診療所への派遣も認められています。特に病院では、看護師の人手不足が深刻化しています。そのため派遣先の中では、産休代替の病院でのお仕事は多いようです。通常のローテーション勤もありますが、派遣看護師は日勤だけの勤務や月1日だけ夜勤など働き方が選べます。
夜勤専従者として紹介予定派遣
日勤ではなく、夜勤専従者として働きたい方には「夜勤のみ」の看護師募集もあります。1ヶ月あたりの勤務日数が少なく、高時給なのでしっかり稼ぎたい人におすすめです。紹介予定派遣の場合は、社員になってからも高待遇のことが多いようです。
看護師派遣のメリット
では、次に看護師派遣のメリットをみていきましょう。
看護師バイトよりも派遣の方が稼げる
病院やクリニックで直接募集しているアルバイトよりも、派遣の方が比較的高時給で働けます。仕事内容も、契約で決まっているので、当初と仕事内容が違うなどのトラブルで、で悩むことは少ないようです。
看護師はバイトよりも安心して働ける
派遣社員として働くと、定期的に派遣先へ状況確認のために派遣元のスタッフが訪問します。その都度、不安や不満を伝えられるのも心強いでしょう。時給の交渉や環境改善なども派遣元のスタッフが入ってくれるので伝えやすくなります。
有給休暇などの調整を派遣スタッフがしてくれる
休み連絡は、派遣先と派遣元の両方に申請が必要ですが、有給休暇などの申請や調整は派遣元のスタッフがしてくれます。有給休暇のカウントもしっかり管理されているので、働きやすいでしょう。
看護師派遣のデメリット
では、看護師派遣のデメリットを見ていきましょう。
看護師派遣で注意しなければいけない「3年の壁」
派遣労働者は、労働者派遣法によって同じ職場で3年以上働き続けられません。3年というと、すっかり職場の環境に慣れた頃でしょう。今の職場での収入面や人間関係が安定していても、また別の派遣先を見つけなければいけないのはデメリットといえるでしょう。
派遣先での福利厚生は使えない
派遣先で社員が加入している制度や福利厚生などは基本的には使えません。しかし、派遣会社の福利厚生であれば、条件によっては使えるのでチェックしてみましょう。
派遣会社の選び方
では、最後に自分に合った派遣会社の選び方を紹介しましょう。
看護師の派遣サイトから自分の合った登録先を見つける
看護師の派遣を専門の派遣会社は、医療業界に強く情報も多いようです。多くの派遣先の中から働く場所や条件を選べるでしょう。
派遣会社を選ぶ際には、ネット検索して見つけるのが良いでしょう。ポイントは、自分が働きたい地域の派遣先情報が多く掲載している会社を選ぶことです。他にも、看護師派遣で働いている知人からの紹介もおすすめです。
まとめ
今回は、看護師派遣について紹介しました。看護師派遣には労働基準法で決められたルールがあり、特定の働き方であれば派遣看護師として働けます。派遣先や業務内容にはさまざまな種類があり、メリットも多いことから派遣看護師の働き方を選ぶ人も増えているようです。派遣登録する際には、事前に派遣のメリットとデメリットを把握しておきたいですね。紹介予定派遣などもあるため、自分がどの雇用形態で看護師として働くか、登録後に相談してもいいかもしれません。








