助産師になりたい!難易度ってどんな感じ?国家試験と助産師学校の難易度をそれぞれ紹介します

ほほ笑むマスク姿の看護師
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助産師の仕事が気になっている人の中には、助産師になる難易度が知りたい人が多いようです。そこで今回は、助産師の試験難易度と助産師学校の入学難易度についてそれぞれ解説します。これから助産師を目指す人は参考にしてください。

 助産師の国家試験|難易度

まずは、助産師の国家試験の難易度について紹介します。

合格率は?

令和6年に実施された助産師の国家試験の合格率は、98.8%です。
さらに新卒者に限定すると、2,063人の受験者数のうち合格者は2,049人となり、99.3%の合格率です。
同試験においては、総得点145問中、87点以上が合格の基準となっていて、この基準は全体の約6割の問題に正解すれば試験に通れることになります。
また、助産師以外の保健師や看護師の国家試験も、9割前後の合格率です。看護系の国家試験の合格率は他の試験と比べて高いといえるでしょう。しっかりと勉強しておけば、合格点はクリアできそうです。 

試験概要について

試験は年に1回開催されます。試験は2月中旬に開催され、願書の提出時期は前年の11月ごろになります。願書提出期間は、必須なので提出期日が過ぎないように気を付けましょう。また、合格発表は、3月の下旬に厚生労働省のホームページにて掲載されます。
助産師の国家試験を受験するには、受験資格を満たしていなければなりません。受験資格は、看護師国家試験に合格していること、そして文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した学校で受験資格に必要な学科をおさめることです。

試験の内容

助産師の国家試験の内容は、基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健および助産管理の4科目、全110問です。午前と午後に渡って開催され、問題は全てマークシート式で回答します。
一般問題が75問と状況設定問題が35問出題され、一般問題は1問1点の加点で、状況設定問題は1問2点の加点です。全145点の試験になります。
助産師としての思考力や判断力を問われる問題が多く、とくに状況設定問題は助産師として働きながら遭遇する場面を想定して出題されています。

 助産師になる学校|難易度

助産師の国家試験を受験するには、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した学校で受験資格に必要な学科をおさめる必要があります。助産師になるための学校にはどんな種類があるのでしょうか。

助産師試験の受験資格3つのルート

助産師試験の受験資格には、次の3つのルートがあります。
 
①    看護系大学
②    看護短期大学から助産師教育機関への進学
③    看護専門学校から助産師教育機関への進学
 
大学は4年制で、短期大学と専門学校は3年制です。看護大学は4年制ですが、助産師養成をしている学校を選び必要な単位を取得することで、看護師と助産師の両方の受験資格が得られます。進学の時点で助産師への道を決めている場合には選択肢のひとつとして考えても良いでしょう。
また、短期大学や専門学校卒業後に、看護系大学へ編入する方法もあります。すでに看護師資格を持っている場合には、助産師教育機関へ進学するのが最短ルートになります。

助産師学校入学の難易度

助産師教育機関では、助産学を学びます。助産師教育機関で必要な単位を取得することで、助産師の国家資格を受験するための資格が得られます。
厚生労働省の調査によると、令和3年度の助産師養成所の合格率は約3倍でした。助産師を育成する学校数は看護師養成学校よりも数が少ないため、人気のある学校を受験する場合はしっかりと受験対策する必要がありそうです。
試験の内容は学科試験・小論文・面接形式でおこなわれることが多く、各学校によって内容が変わってくるので志望校に合わせた受験対策をしましょう。

 助産師になるのは難しいわけではない!助産師試験の合格率は99%

今回は、助産師になるための国家試験と助産師養成学校の難易度を紹介しました。国家試験の合格率は99%ですが、助産師になるための学校の倍率は 3倍以上あるようです。助産師を目指す人は、まずは志望の助産師養成校への進学対策をしっかりと進めていきましょう。
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