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夜勤専従看護師だけが得られる5つのメリットと、気になるデメリット

夜勤専従看護師だけが得られる5つのメリット

更新日:2023.04.21

公開日:2019.03.18

SNSで夜勤専従看護師の自由で優雅な生活を見ていると、
「なんだか夜勤専従看護師として働くのも、悪くないかも。むしろ、イキイキしていて楽しそう。」

そう感じる方も少なくないのではないでしょうか。

とはいえ、夜勤専従看護師として働くのはなかなか勇気のいる事。
メリット、デメリットだって分かりませんよね。
そこで今回ピックアップするのは、夜勤専従看護師のメリットとデメリットについて。
夜勤専従看護師という働き方をして得られるメリットや起こりうるデメリットについてご紹介します。

夜勤専従看護師として働くメリット

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夜間帯を中心に働くことで看護師にどのようなメリットが得られるのでしょうか。
夜勤専従ならではの5つのポイントを順にご紹介していきます。

メリットその① 高額給与

「夜勤専従は稼げる」と良く耳にしますが、一体いくらぐらいもらっているのでしょうか。

看護師の転職を支援する医療ワーカーで求人を見てみると・・・

夜勤専従看護師の給料

<常勤>
●月10回勤務、月給40万円以上、年収650万円も可能(神奈川県/総合病院)
●月9回勤務、月給43万2500円、年収約610万円(神奈川県/総合病院/経験5~8年)
●月9回勤務、月給36万~41万円、年収600万円以上(大阪府/病院)

<非常勤>
●1勤務3万5000円(大阪府/病院)
●1勤務3万5000円(東京都/介護付き有料老人ホーム)
●1勤務3万8000円(神奈川県/総合病院)

いかがでしょうか。
月9回勤務ということは、週2回もしくは3回勤務なので勤務日数は週の半分以下。
それでいて年収600万円前後というのはかなりの高額ですよね。

一般的な常勤の場合、夜勤の日は夜勤手当がつきます。
日本看護協会の調査データ(※1)によると、
夜勤1回あたりの手当の平均額は、3交代の準夜勤で4,190円、深夜勤で5,259円、2交代の場合は10,859円です。
ひと月の夜勤回数の平均が4回なので、2交代の夜勤手当は月4万3436円になります。

高額な夜勤専従の非常勤求人ともなれば、1回勤務するだけで常勤の夜勤手当1ヵ月分を稼いでしまうほどのお給料をもらえます。
夜勤専従の非常勤の場合、月4回以上という求人が多いので、仮に1勤務3万5000円で月4回勤務したとするとひと月の給料は、ざっと14万円になります。
4回勤務で14万円…。
夜勤専従の非常勤でもしっかりと稼げますよね。
このように勤務日数が少なくてもしっかりと稼げるのが、夜勤専従看護師ならではのメリットです。
(※1出典: 日本看護協会|夜勤者の賃金処遇)

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メリットその② 日中に動き回れる

夜勤専従看護師はその名の通り、夜勤勤務に特化した看護師なので日中の時間は自由に使えます。
趣味に時間を費やすことができるので、仕事も趣味も上手に両立している夜勤専従看護師さんがたくさん!
夜勤専従で働くことで、日中どんな事ができるのでしょうか?
日中の空いた時間を満喫している夜勤専従看護師さんの事例を2つご紹介します。

『いつでもどこにでも好きなアイドルに会いにいける』
アイドルが大好きで追っかけファン。夜勤専従看護師になって、地方公演に足繁く通えるようになりました。突然発表されるゲリラライブだって行けます♪

『マラソンが趣味。夜勤明けに走ると気持ちいい!!』
夜勤明けのマラソンは最高!夜勤専従になって趣味に使える時間が増えました。翌日の事を考えなくて良いので気が楽です♪

時間は人類みな平等。
1日24時間という限られた時間を、何にどう使うかで人生の豊かさが変わるような気がします。

メリットその③ 連休を取りやすい

日勤も行う常勤の場合、通常だと連休は取れて2日。
1日ずつしか取れない、もしくは【準夜勤→休み→深夜】という休んだような、休んでいないようなシフトになっている事もありますよね。
夜勤専従の場合は、週2回ないし3回の夜勤で月9〜10回勤務というケースが多く、夜勤明けは3連休、4連休が当たり前のようなシフトです。
シフトを調整すれば6連休も取れますので、3泊4泊の海外旅行にだって行こうと思えば毎月行く事もできます。

夜勤は長時間勤務かつスタッフが少ないので、仕事内容は決して楽ではありません。
しかしながら、休日で疲れをしっかりと取りながらリフレッシュもできるのはとてもメリットですよね。

メリットその④煩わしい仕事から免除される

日勤+夜勤の常勤で働いていると、委員会の参加や担当患者のサマリー、ラダー制度など、看護業務以外の仕事がたくさんあり結構な負担になります。
しかし夜勤専従の場合は、月の勤務日数が少ないという事から看護業務以外の仕事から免除されるケースが多いのです。
また、夜勤専従看護師は夜勤リーダーになることはありませんので、申し送り業務で発生する残業も無く、定時で上がれます。

煩わしい仕事は一切なく、看護業務に専念できる
これもまた夜勤専従看護師ならではのメリットですよね。

メリットその⑤ 人間関係がラク

テキパキしていて頼れる存在の看護師長ですが、反面怖い存在でもありますよね。
「師長と一緒に働いていると緊張する」そんな看護師さんも多いはず。
でも夜勤専従看護師であれば、師長と何時間も勤務を共にするという事はほとんどありません。
師長は日勤のみの勤務がほとんどで、夜勤に入ることはないからです。
夜勤専従であれば師長と顔を合わすのは、夜勤入りの1~2時間程度。
どんな怖い師長でも、たったの1、2時間だけなら耐えられますよね。

また、1人夜勤の場合は煩わしい人間関係なんてそもそもありません。
だって看護師は自分一人しかいないからです。
1人夜勤ではない場合でも、夜勤の顔ぶれが毎回違うというケースも多々ありますので、苦手な同僚とも月1回だけの絡みでライトに付き合えるというメリットがあります。
人間関係に悩まされることが少ない夜勤専従看護師。
「看護業務に専念するんだ」と割り切って働くその姿は、“カッコイイ”の一言に尽きます。

夜勤専従看護師として働いた際のデメリット

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さまざまなメリットが得られる夜勤専従看護師。「看護に専念したい」「日中は自分の時間として使いたい」といった方におすすめです。しかし、夜勤のみに限定するということは少なからずデメリットが生じてしまう恐れがあるということ。転職をお考えの看護師さんは、下記の2つのデメリットを参考に検討してみましょう。

デメリットその① 体調を崩しやすい

昼夜逆転の生活をしていると自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなります。
「日が出ている昼は活発に、夜はリラックス状態になる」というのが体の自然なサイクルです。
夜勤専従で生活リズムは一定とはいっても、寝るべき時間帯に寝ずに仕事をしているわけなので、週に1~2回の夜勤でも自律神経は乱れがちに。

夜勤専従看護師として昼夜逆転の生活を続けていると「夜勤専従として働くのは諦めるべき?」という思いがよぎってしまう事もしばしば。
しかし、夜勤専従として働くことを諦める必要はありません。
夜勤専従看護師として働く際は、上手に体調管理をしていくという事が大切です。

<夜勤専従看護師の体調管理法>

実際に夜勤専従として活躍している看護師がどのような体調管理を行っているか、いくつか実例をご紹介します。

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日中は好きなことをして、夜中は看護に専念する…聞いているだけで体調を崩してしまいそうです…。そんな環境下で働く看護師のお二人は体調管理をどう気を付けていらっしゃいますか?

帰宅後は、ぬるま湯につかって体をリラックスさせています。
そして遮光カーテンで部屋をできるだけ真っ暗にするとぐっすり眠れてスッキリしますよ。

私は夜勤明けは3時間だけ寝て、日中は動くようにしています。
適度な運動も体調維持に欠かせません。ジムで汗をかいて、そして夜はしっかり寝る!
これが私の体調管理法です。
慣れると常勤よりも生活リズムが一定なので楽ですよ。

夜勤専従看護師さんは、自分の体調と向き合いながら上手に体調管理をされている方が多いようです。
初めて夜勤専従として働く場合は、少ない回数から様子を見てみるのも良いかもしれません。

デメリットその② 患者さんの顔ぶれや容態が分からない

週に1~2回の勤務、しかも患者さんと触れ合う機会が少ない夜勤帯専門という事もあり、
「患者の顔と名前を中々覚えられない」「患者の普段の状態が分からない」というケースもよく起こります。
夜勤専従として働く場合は、「情報収集をするんだ」という意志を持って働くことが重要となります。
「申し送りの1時間前には出勤して、挨拶回りを欠かさない」など、自分にとって働きやすい環境を自分自身で作る姿勢が大切です。

まとめ

夜勤専従看護師として働く5つのメリットと2つのデメリットをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
夜勤に特化して働くことで、これまでの世界が180度ガラッと変わるかもしれません。

「夜勤専従看護師についてもっと知りたい。」
「夜勤専従看護師という働き方について詳しい人に相談してみたい。」

そんな看護師さんはぜひ、夜勤専従看護師の転職支援を行っている医療ワーカーにご相談ください。
これまでの転職実績から、夜勤専従看護師への向き不向きなどを客観的に、そして親身にアドバイスいたします。

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