看護師さんが求人を探す際に、大事にしている所は何でしょうか。
お給料が高い所、残業が少ない所、やりがいがある所、ブランク明けでも大丈夫な所・・挙げていくとキリがないでしょう。
今回は各年代の人気の科をまとめています。
各年代の方が何を重視してその科を選んでいるのか見ていきましょう。
20代の方に人気のある科
・外科・内科・ICU・循環器科20代の看護師さんの特徴として挙げられるのは、看護師になった年代でもあり、お給料よりもスキルやキャリアを積むことを重要視している方が多いということです。
内科では、看護師として病気の知識全般を身に付けられることから最初に選ぶ方が多いです。
この知識は他の科に移っても活かせます。
外科は病棟勤務でのやり甲斐や、テレビドラマなどでの影響による憧れで選んでいる方が多いようです。
憧れだけで選んでしまうと、思った以上の忙しさで忙殺されてしまいますが、スキルや経験はそれ以上に手に入り、長期間働く方が多いのも特徴です。
ICU救急救命は看護師としてのスキルが問われる、医療の最前線です。
外科同様、テレビドラマなどの影響から憧れて選択される方も多いようです。
ただ、憧れだけで出来る科ではありませんし、責任や業務量で離れる看護師さんもいます。
しかし、看護師としての将来を考えるとICUでの経験は何事にも変えられません。
循環器科は技術の進歩が早く、常に勉強を求められる科です。
患者さんも多く症状も千差万別のため、看護師としての経験を多く積むことが出来ます。
使用する機械も多いため、覚えるのが比較的早い、若い看護師さんが求められやすい科でもあります。
30代の方に人気のある科
・ICU・循環器科・透析科・整形外科30代の看護師さんに人気の科は20代とは変わってきます。
男性の看護師さんはスキルが身について更なる向上を目指していく方が多く、女性はキャリアアップと出産育児などから業務負担が多くない科が人気になってきます。
ICUには、20代からICUで働いている方は更なるスキルの向上を目指して継続している方が多く、転科されてくる方は今までの経験を活かして更なるスキルの向上を目指して来られます。
循環器科もICU同様に継続して勤務する方が多く、エルダーナースとして自分達がそうであった様に後輩の育成を行い更なるスキル向上をされています。
透析科のメリットは夜勤が無いこと、他の科と比べて覚える必要のある業務が少ないため、育児中やブランクのある看護師さんに人気があります。
整形外科は、他の科と違い患者さんが急性期ではなく、回復期で入っている方がほとんどです。
そのため雰囲気が明るく、仕事も他の科よりは医療行為が少ないため選ぶ方が多いです。
40代以降の方に人気のある科
・訪問看護・回復療養・介護40代を越えた看護師さんは、20代30代の急性期から比較的緩やかな科を選ぶ傾向に入ってきます。
また、科に囚われない管理職になっていく年代でもあります。
訪問看護は、看護師1人で患者さんの家をまわる業務です。
1人で医療行為を行うので、今までの経験やスキルが活かされ、やり甲斐もあるため選ばれる方が多いです。
また、基本的に夜勤が無いにも関わらず給与水準が日勤常勤よりも高いので選ぶ方もおられます。
回復療養は、今まで急性期で多数の患者さんを見守るのがやり甲斐だった看護師さんが、一人一人を見守りたいと思い転科される方が多いようです。
回復療養では患者さんとのコミュニケーションが求められますので、ベテラン看護師さんに人気の科となります。
介護は今までの病院ではなく、介護福祉施設などの勤務になりますが、こちらを選ばれる方も多くなってきています。
病院のような看護業務は少ないのですが、施設では看護師が1名であるのがほとんどのため、経験を積んでいるベテラン看護師さんが重宝されています。
各年代に人気のある科
・精神科・心療内科・皮膚科各年代を問わず選ばれる科もあります。
上記の各科は夜勤が少ない、もしくは夜勤が無い、また残業が少ないため、プライベートを大事にしたい方やブランク明けの看護師さんに特に人気があります。
ただ、看護師さんによっては上記の科に行くと、今まで学んできた看護師の経験やスキルを失って、他の科で働けなくなると感じている方もおられます。
看護師に人気の科をまとめましたが、人気の科で働くことが目的ではなく、看護師として何を目標にしていきたいのかで選んで下さいね。
自分の素質と向き合ってその上で科を選んでいただけたらと思います。
求人や転職を考えたら医療ワーカーに是非ご相談ください。
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