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イベントレポート公開【オンラインセミナー】専門職としての様々な働き方。今話題の「ローカルキャリア」とは?

オンラインセミナー

更新日:2021.02.22

公開日:1970.01.01

病院や介護施設、在宅診療・介護など、様々な場所で活躍している専門職。 

活躍の場が多い一方、これからのキャリアや専門性の活かし方について悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 
医療ワーカーを運営するトライトグループでは、令和3年2月10日に 「地域と学ぶ専門職」をテーマにオンラインセミナーを開催することになりました。 
※イベントは終了しました。


 今回は、「専門職のキャリア」がテーマ。 

理学療法士の資格を持ち、障害福祉事業の一般社団法人Hito Reha 代表を務める横山翼さんをお呼びして、専門職としての働き方について、お話ししていただきます。 

 
横山さんは、東日本大震災を機に大学卒業後に理学療法士として石巻市に移住され、 現在も石巻市で災害復興や地域と向き合い、寄り添いながら、ローカルキャリアを築かれていらっしゃいます。 

 医療・福祉に関わる方であれば、必ず役に立つセミナーです。 

今話題の「ローカルキャリア」とは?

「ローカルキャリア」とは、つまり地域と関わりながら働くことです。 
復興庁・日本財団が平成25年に協働事業としてスタートした「Work for 東北」(*1)では 、都市部の人を東北被災地に派遣する取り組みが行われ、その取り組みが全国に広がったことから被災地復興や地域活性化など「地域と関わる」働き方について注目が集まったと言われています。 

 *1: 日本財団「WORK FOR 東北」復興庁協働事業における派遣実績について 
https://www.reconstruction.go.jp/topics/m15/12/20151207162258.html

 

また、日本が地方創生を推進している中で、各地で地方ならではのキャリア形成やキャリアアップについても様々な提案や活動が行われています。 

 医療・福祉の仕事として専門性を活かして働く中で、 働く“場所”ではなく、その専門性を活かして“どう働いていくのか”に悩む方は多いと聞きます。 

 「地域と関わる」働き方の中に、専門職としての新しいキャリアの道筋がみえるかもしれません。 

イベントレポート

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震災を機に石巻に移住。地域に関わる中でリハビリ職として学んだことは?

今回のオンラインセミナーでは、2011年の東日本大震災を機に理学療法士の資格を取得後、2014年宮城県石巻市に移住された横山さんのキャリアのお話から始まりました。 

23歳で石巻市に移住した横山さんは、まちづくりや復興に携わっていきますが、その道は簡単ではなく、イベントや対話を行っても想いが共有・共感できずに何も伝わらないといった経験をされました。 

「暮らしとは何か?まちづくりではなく、暮らしに寄り添ってリハビリ職としてなにができるのかを考え実行しました。」 

町との関わりの難しさを痛感した横山さんは、そこに生きる人の暮らしに注目します。 
 

農家の方の予防体操などを行うことで、少しずつ町や暮らしに入っていった横山さんは、リハビリ職として健康の部分に関わるだけではなく、より深くその人の暮らし全体やライフステージを見ていく必要があると感じ、地域課題、社会課題、に目を向けるようになりました。 

 
「リハビリ職が関わることで「暮らしを変える」ってどういうことなんだろう?」 

 
その後、ユニバーサルビーチでの経験から今の事業に興味を持ち、グロービスに行き経営を学ぶことで、今までどう解決したら良いのかわからなかった課題が、経営の力で解決できることを学びました。 

 
そして、「その人が”個性を豊かにして、自分らしく生きる”ことに専門職として関わるには?」を考え、リハビリ職4名で立ち上げた一般社団法人Hitoreha。 

掲げるVisionは”障がいを抱える方とその家族の想いを形にし、それぞれの“個性”や“らしさ”を豊かにしていきます。そして、障がいを抱える方のチャレンジが人と地域を繋ぐ社会を創造する。” 

横山さんの「地域を良くしたい」「想いで人を動かし、地域で人を繋ぎたい」そんな想いが伝わってきました。 

横山さんが考える「専門職のキャリア」とは

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横山さんは、専門職として働くことよりも前に、なぜ働くのかを考えるべきだと言います。 

「自分自身が変わり、そして職場、組織を一緒に変えること。それも今後のキャリアの一つの選択肢となり得るかもしれない。転職は選択肢であり、キャリアの可能性が広がるかもしれないけれど、本質は、自分は“なぜ働くか”であり、何をするかではない。そう思うんです。」 

自身の事業の他に、訪問リハビリも仕事も行っている横山さん。 

働く人たちがありたい姿(理想の姿)を実現するために、ITの導入や訪問稼働率の向上、職場の組織文化の再構築など、「組織をどうよくするか?」も仕事の一部として考え実行しています。 

 
ー向き合う地域に生きる人々の暮らしや生き方を考え寄り添うー 

 
患者さんや利用者の方だけではなく、一緒に働く人たちや自分自身が「どう働いていきたい(生きていきたい)のか」を考えることが、専門職としての軸となるのかもしれませんね。 

参加された方からのご感想

「やりたい」を「やれるな」と想える様になりました。横山さんの想い、働き方、とてもかっこよかったです。 

地域に根付いて地域の為に尽力している姿に非常に感動しました!

いい刺激を受けました。やりたいことがあるけど、先に進む勇気と決断ができませんでしたが、まずは一歩踏み出そうと思いました。また参加したいと思います。 

多くのご意見ご感想をいただき、ありがとうございました。
 

次回開催について

今回のセミナーは、事前にお申込みいただいた方にURLを共有しWEB上で開催、合計48名の方に全国からお申込いただきました。  
 
来月3月16日(火)19時30分には、今回の「災害」×「ローカルキャリア」企画の第2弾として、「”もしも”のときの移動を支える」をテーマにしたオンラインセミナーを開催いたします。  


次回は日本ファンドレイジング協会との共同開催! 
准認定ファンドレイザーの資格を持ち、一般社団法人日本カーシェアリング協会の事業部長である石渡賢大さんをお呼びします。宮城県石巻市の地域おこし協力隊として、日本カーシェアリング協会に参画された石渡さん。災害復興や地域復興について、お話ししていただきます。  
 
ご興味のある方は、是非以下のURLよりお申し込みください。  
 ・参加方法: https://peatix.com/event/1797968 
 

 ※「災害」×「ローカルキャリア」3か月連続企画 
災害が転機となり大きな決断をし、今も地域とともに「ローカルキャリア」を築いている3名の方に、「専門職」や「ビジネス」「防災」など、それぞれの観点からお話を伺う企画です。 

 

【今後のスケジュール】 
 第3弾:4月20日(火)19:30~ 
津田由起子さん(小規模多機能ホーム「ぶどうの家まび」代表)による  
「地域のなかで『生きる』ことを考える~西日本豪雨からの学び~」