看護師は年々高いレベルを求められるようになっています。現場で働く看護師の中でも、これから看護師以外のプラスの資格を取ろうと考える人が増えているようです。
そこで今回の記事では、看護師がプラスの資格を取るメリットやおすすめの資格をご紹介します。資格取得のメリットを知って、気になる資格を見つけてみてくださいね。
看護師がなぜプラスの資格を取るのか?メリットは?
国家資格である看護師がさらにプラスの資格取得を目指すのはなぜでしょうか。
●看護師としてスキルアップができる
看護師として現場で働くと、これまで看護学校で学んだ事以上の専門知識を学びたい!と感じることがあるようです。人の役に立つために働いている看護師だからこそ、よりスキルアップしてやりがいを見出したいと思う人の割合は多いのでしょう。
●資格手当で給料がアップする
看護師の給料は、基本的に年功序列で上がっていくことがほとんど。そこで、今までよりも給料をアップさせたいと思った時に、プラスの資格取得という選択になることも。
職場や資格によって、資格手当が毎月プラスされる事があります。もし、給料のアップが資格取得の目的という場合には事前に職場でどの資格が資格手当に該当するかを調べておきましょう。
看護師のスキルアップにはどんな資格が必要?
では、看護師のスキルアップに繋がる資格をご紹介します。
【看護師プラスの資格①】認定看護師/専門看護師
看護師がプラスの資格として考えた時にまず押さえておきたいのが、「認定看護師」と「専門看護師」です。どちらも日本看護協会が認定している資格で、特定の看護分野における熟練した看護技術や知識がつきます。
注意しておきたいのは、実務研修が通年5年以上の審査条件があること、また審査に通った場合に教育機関への入学となり、修了後にようやく認定審査が行われることです。600〜800時間程度の時間数のカリキュラムを終える必要があるので、現職の看護師は休職などの工夫をしながら資格取得を目指すことになるでしょう。
【看護師プラスの資格②】救急・救命に関する資格
日本ACLS協会の認定資格に医療従事者向けのコースがあります。その中でも、「BLSプロバイダー」「ACLSプロバイダー」「PALSプロバイダー」はおすすめの資格です。
【看護師プラスの資格③】精神科に関する資格
精神科に関する資格は、「臨床心理師」や「公認心理師」など心理系の資格がおすすめです。ただし、資格取得試験を受ける条件に大学や大学院で指定の科目の修了や現場経験が必要です。ご自分が対象か確認しましょう。
【看護師プラスの資格④】循環器科に関する資格
循環器科に関する資格は、一般社団法人 日本人工臓器学会が認定している「人工心臓管理技術認定士」「心不全療養指導士」があります。
ただし、こちらは資格取得試験に国家資格保持者などの条件があるので注意しましょう。
【看護師プラスの資格⑤】小児科に関する資格
小児科に関する資格は、新生児向けや思春期向けのカウンセリングまで小児の年齢によってもいろいろな民間資格があります。
例えば、一般社団法人 日本周産期・新生児医学会が認定している「新生児蘇生法インストラクター」や一般社団法人 日本家族計画協会の「思春期保健相談士」があります。
【看護師プラスの資格⑥】美容外科に関する資格
美容外科に関する資格には、一般財団法人 日本能力開発推進協会が認定している「JADP認定メンタル心理カウンセラー®資格」がおすすめ。
高いカウンセリング能力を身につける資格として注目です。
看護師プラスの資格は通信でも取れる!自分に合った資格を見つけましょう
今回は、看護師が取るべきプラスの資格のメリットと具体的な資格をご紹介しました。
資格取得には、通信教育だけで取れるものと教育機関への入学が必要なものがあります。また、資格取得の申請に実務経験の年数が指定されている場合もあるので、気になる資格を見つけたら詳細を確認しましょう。
何のために資格が欲しいのか、プラスの資格を取得するメリットを考えながら挑戦してみましょう!