今よりもっと働きやすい職場があるはず。でもたくさんの求人からどうやって選べばいいか分からない・・・。そう思いながら日々がんばって働く看護師さんに、今回は特に病院に焦点を当て、働きやすい職場を見分けるポイントをお伝えします。
看護師が働きやすい病院の見分け方① <勤務体制を確認>
病院の勤務体制には、主に2交代制と3交代制があります。
2交代制は、夜勤の回数自体は3交代制に比べて少なめ。しかし、1回の夜勤の勤務時間が長くなるため、心身両面の負担が大きいとされています。
3交代制は、夜勤の勤務時間は短くなるものの、準夜勤と深夜勤を合わせると夜勤の回数が多くなります。また、日勤後に深夜勤があるなど、シフトによっては勤務と勤務の間隔が8時間未満となり、十分な睡眠時間を確保するのが難しくなります。そのため、2交代なのか3交代なのかに加え、勤務の間隔がどれだけ空いているかもポイントです。
変則2交代・変則3交代など独自の勤務体制を取り入れている病院もあります。どれが良い悪いではなく、自分に合った勤務体制なのかどうかを確認しましょう。
看護師が働きやすい病院の見分け方② <看護基準を確認>
現場を最低限の人数でまわしていると、一人の看護師に対する業務の負担が大きく、体調不良で休みたくても休めない、残業が多くなるといった悪循環になりがちです。
そのため、看護基準(入院患者数に対する看護師の人数)に置き換えると、7:1もしくは10:1制で、誰かが急に欠勤になっても、業務に大きな支障が出ないくらい余裕があるのが理想的といえます。
求人情報や病院のホームページで看護基準を確認しましょう。
看護師が働きやすい病院の見分け方③ <年間休日を確認>
看護師が働きやすい病院の見分け方④ <教育体制を確認>
多くの病院では新卒者に対し十分な研修期間を設け、OJTやプリセプター制度で手厚い教育を行います。では、転職者に対してはどうかというと、研修等は一切行わずにすぐに現場、という病院も少なくありません。しかし、即戦力を期待されての採用であったとしても、すぐに他のスタッフと同じように仕事をこなすのは難しいでしょう。ブランク期間が長い方の復職ならばなおさらです。そこで、転職者に対してはどのような教育体制があるのかを確認しましょう。求人情報ではよく“充実の教育制度”といった文言を見かけます。実際にどんなものがあるのか調べてみると、中途採用であってもプリセプター制度を導入している病院や、一定期間は研修担当者がつく、という病院もあります。そこまで求めるのは難しいとしても、事前に研修はあるのか、分からないことをすぐに確認できる指導体制は整っているかはチェックしておきましょう。教育体制が整っていれば、「分からない」「聞くことができない」といった無用なストレスを抱えずに仕事をスタートすることができます。 ★教育や研修制度が充実している病院の求人はコチラ 看護師が働きやすい病院の見分け方⑤ <スキルとキャリアアップの制度を確認>
スキルやキャリアをアップしたいと考えた時に必要になるのは、それを支える職場環境です。たとえば、クリニカルラダー(看護を実践する能力の指標)のような、能力を評価するための基準があれば、自分の成長度合いを可視化できます。なにより、明確な評価基準があることで、自分の強みと修正点が確認できる→やる気とスキルが向上→キャリアアップ=給料アップの好循環につながります。また、認定資格を取得するための就学資金援助など、資格取得の支援を行っている病院も増えています。支援体制が整っていれば、思い切ってチャレンジすることができますよね。ほかにも、准看護師さんが看護師資格を取得するための進学支援をしている病院もあります。待遇アップだけでなく、看護師として成長できるかどうかも、働きやすさの大切なポイントではないでしょうか。★スキルやキャリアアップを応援している病院の求人はコチラ まとめ・看護師が働きやすい病院を見分けるポイント
◇勤務体制を確認◇看護基準を確認◇年間休日を確認◇教育体制を確認◇スキル・キャリアアップの制度について確認以上のポイントに加え、人間関係や職場の雰囲気といったことも、看護師が働きやすい病院の重要な要素です。しかし、求人情報やホームページでは判断しづらいことでもあります。看護師ワーカーの転職アドバイザーは、地域の病院情報に精通しているので、ご希望に沿った病院のご提案が可能です。自分では直接聞きにくいことも、アドバイザーを通じて確認することができるので安心。気になる病院がある、転職を考えてみようかなという方は、ぜひお気軽にアドバイザーまでご相談ください。アドバイザーに相談する 関連記事