転職ノウハウ

私だって看護師辞めたい!~2年目3年目看護師の苦悩~

新人看護師がこぶしを握り締め「わたしだって辞めたい!」と叫んでいる

更新日:2020.08.26

公開日:2019.07.16

入職直後から辞めたいと思ってきたけれど、なんとか続けてきた看護師の仕事。
でも、もう限界かも・・・。そう感じている経験2年目・3年目の若手看護師さん。
今回は、 新人看護師さんの回に続き、若手看護師さんの辞めたいというお悩みについて考えていきたいと思います。
1年目の壁をクリアしたからこそ、現れる新たな悩み。いったいどんなものがあるのでしょうか。

経験年数別の看護師を辞めたい理由

2年目の悩み3年目の悩み

2年目と3年目の看護師さんはどのような理由で辞めたいと感じているのでしょうか。
調べてみると、1年目とはまた違う理由が見えてきました。


◆2年目看護師が辞めたい理由
私ってもう新人じゃない?!新卒が入ってきた
新卒で入職した1年目は、辞めたいと思いながらも必死に業務をこなす日々。
気が付いたらいつの間にか1年が経ち、なんと新卒が入ってきた!
まだまだ未熟なのに、もう新人扱いされず先輩になってしまった・・・。
新卒の前で先輩になかなか質問できない、お手本にならないといけない、新卒の子のほうができるのでは・・・など、後輩ができたことで新たなストレスが生まれます。


責任の重さに耐えられない
2年目になるとプリセプターによる教育は終了。ようやく自分のペースで動けるようになるものの、自分の判断によって行動しなければなりません。
そのうえ、1年目より重症患者を受け持つことが増えるため、責任も増します。
判断を誤ったり、初歩的なミスをしてしまったりすると、不安になり、やっぱり自分には向いていないと考えてしまいます。


人間関係
2年目になり後輩ができたからといっても、先輩は相変わらずこわい、お局看護師の圧力が強いなど、人間関係の悩みはつきません。
この人間関係がいつまで続くのか?解放されたい・・・、という気持ちが1年目より強くなります。

◆3年目看護師が辞めたい理由
いろいろやることが増える
3年目になるとプリセプターや、教育委員会等の委員会活動への参加など、任されることが一気に増えます。
新人を一から指導するのは労力がかかり、多忙のなか委員会のために時間をやりくりするのも大変。日々の業務だけでも忙しいのに、やることが増え、ストレスと不満はたまる一方です。


しんどいわりに給料が・・・
いろいろやって、がんばって働いているわりに給料が安いのでは、と頻繁に感じるように。
1年目のころは必死すぎて気が回らなかったことに、疑問を抱くようになります。

20~24歳の看護師の所定内給与額(残業や夜勤手当を含まない額)は25万円前後(※1)。ここから社会保険料が控除され、夜勤や時間外といった手当が加算されることで、手取りの平均は30万円前後の金額になります。
一般的に高給与と言われる看護師ですが、患者さんの命を預かる責任ある仕事だけに、もっと給料が高くてもいいはず・・・というのが現場の看護師さんの本音。
同じ看護師でもほかの病院の方が給料がいいのでは?もっと稼げる仕事があるのでは?と、給与への不満が大きくなります。
(※1出典: 厚生労働省 賃金構造基本統計調査


キャリアアップのために辞めたい
3年目ともなると、自分の向き不向きや、興味のあることが分かるようになります。
また、奨学金を借りている人も、お礼奉公期間の終わりが見え始めます。
やってみたかったこと・新しいことに挑戦してみたいという気持ちと、同期にも転職をする人が増えることの焦りから、辞めることを考えるようになります。


そろそろ結婚したい
結婚について意識する年齢ということもあり、夜勤のない働き方や、土日休みの仕事への転職を検討する人も出始めます。
自分にとって看護師の仕事とはどういうものか、ゆっくり考える期間にするため、結婚を機に一度仕事から離れたいと考える人もいます。

辞めたいと感じた看護師が選んだ道

続ける辞める

辞めたいと思った看護師さんは、そのまま仕事を続けている人と、辞めてしまった人に分かれます。
それぞれのその後はどうなったかを、看護師転職サイト「医療ワーカー」で数多くの転職をサポートしている、キャリアアドバイザーさんにお伺いしました。


◆続けることを選んだ看護師のその後
部署異動・人事異動で働きやすくなった
人間関係に悩んでいる方、自分には向いていないと感じている方は、別の部署への異動で解決できることがあります。実際に、医療ワーカーに登録いただいた看護師さんのなかにも、部署異動ができて悩みが解決したから今の仕事を続けます、という方もいらっしゃいます。
また、苦手な先輩が定例の人事異動でいなくなる、異動してきた人のおかげで働きやすくなったから続けている、というケースも結構あります。(アドバイザー)


意外にも今の病院の待遇が良かった
給与への不満から転職を考えたけれど、ほかの病院へ見学に行ったり、条件を聞いたりするうちに、自分が勤める病院の待遇が良かったことに気づくこともあります。そういった方は、悩みはありながらも、我慢して続けられています。 
辞めたいと思って転職の準備もしたけれど、辞めずに踏みとどまったという方は、その後も同じ病院で働き続けることが多いように思います。(アドバイザー)

部署異動ができたからといって、必ずしも悩みが解決するわけではありませんし、人事異動が必ずしも自分にいい効果をもたらすとは限りません。
しかし、残ることを決めた人は、譲れないことと我慢できることの折り合いをつけながら、キャリアを重ねているようです。


一旦は辞める決意をしたが、引き止められそのまま続けるも・・・
退職の意向を伝えたものの、引き止められ続けることにした看護師さんもいらっしゃいます。
ただ、続けていても問題が解決されなければ、また辞めようという気持ちになります。
そいういう方は、半年後・1年後というように、辞められるタイミングを見計らって退職、というパターンが多いですね。(アドバイザー)

辞めることを決意した看護師のその後

辞めることを選んだ人には、同じ医療業界に進んだ人と、違う道に進んだ人もいます。それぞれのその後について確認していきましょう。

看護師として新しい環境でのスタート
看護師資格を活かして転職される方には、お悩みに応じた転職先をご紹介しています。
忙しすぎるのが辛いと悩んでいた方は、同じ救急病院でも三次から二次救急に移られて、以前より仕事がしやすくなったと話されていました。
気になる給与についてですが、大学病院など規模の大きい病院ではスタート時は低く、年数を重ねるとぐっと上がる傾向にあるので、2年目・3年目で一般病院に転職しても、給与が大きく下がるということはありません。民間病院の場合、新人でも中堅並みの給与を設定している病院もあるので、むしろ給与アップを狙うこともできます。

ほかのケースとしては、年の近い先輩や看護主任と上手くいかなかったという方には、看護師の年齢層が高めの病院を、結婚を控えているという方には、夜勤のないクリニックでのお仕事をご紹介しました。
悩みを解決できる転職先であれば、定着率はかなり高いです。(アドバイザー)


思い切ってまったく違う職業に
事務や営業、販売、サービス業など、看護師はもうこりごりと、今までとまったく異なる職業に転職した人もいます。
もちろん新しい仕事に定着した人もいますが、実はまた看護師の仕事に戻ってくるという人も多いです。
その理由として、
①やっぱり看護師の仕事が好き
 ∟看護師を目指す人は、人と関わりたい・何かしてあげたいという献身的な気持ちがある
②ほかの仕事をしたからこそ看護師の仕事の意義が分かった
③看護師の待遇の良さを実感した

ということがあげられます。(アドバイザー)


看護師は医療機関だけでなく、介護施設や訪問看護、企業や保育園など、幅広く需要のある国家資格。
看護師の仕事を辞めてしまい、ブランクがあったとしても、また復帰できるというのは大きな強みです。

数々の看護師の転職支援をしてきたアドバイザーが語る、辞めた方が良い看護師

心に傷を負っている

看護師を辞めるべきかどうかを悩む前に、すぐにでも辞めたほうがいい看護師さんもいます。


精神的に追い込まれている看護師
看護師は、患者の生死にかかわる責任ある仕事です。業務は多忙なうえ、夜勤のある不規則なシフトで心身ともにハードです。
そこに人間関係の悩みやインシデントなど、さまざまな理由が原因で、精神的に追い込まれ、心のバランスを崩してしまう方もいます。

出勤するのもつらいというような状況の方は、すぐにでも退職の手続きをとりましょう。
辞めたら迷惑をかけるという心配はいりません。まずは自分を守ることを最優先しましょう。(アドバイザー)

まとめ

まとめ

辞めずに今の職場で改善できることもあります。
ただ、改善されるのを期待するよりも早く、今の状況を変えた方が良い看護師がいるのも事実。
精神的に追い込まれているという看護師さんは、転職をして今の状況を変えましょう。

今の職場を辞めることは決して逃げではありません。
辞めたい気持ち、辛い気持ちを看護師専門の転職アドバイザーに話してみませんか?
今の状況を変える最適な方法を一緒に見つけましょう。

看護師専門転職サイト医療ワーカーのアドバイザーに相談する

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