転職ノウハウ

看護師の転職にベストな時期はいつごろ?

看護師 転職 準備

更新日:2021.06.11

公開日:2018.04.09

普段から忙しく働く看護師さん。そんな方のなかには、今の職場に不安や疑問を感じ次の転職先を考えていらっしゃるのではないでしょうか。 

「仕事の合間を縫って新しい職場を探したい…けど、どう計画を立てたらいいのかわからない」とお困りの方は、ぜひこちらの記事を参考になさってみてください。

転職にどれくらいの期間が必要?

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転職活動をするうえで、大切なのは“計画的にスケジュールを立てる”ということ。 
「どのタイミングで活動を始めたらいいのか」「どれくらいの期間が必要か」など最初に全体のイメージを掴むことが大切です。 
転職活動の流れは大きく分けて6つ、以下の順で活動をおこなっていきます。 

STEP1 事前準備 
STEP2 情報収集 
STEP3 書類作成 
STEP4 応募・面接 
STEP5 内定 
STEP6 引き継ぎ・退職

看護師の転職は短期決戦

一般の企業に転職する場合、3ヵ月程度を目安としています。条件を満たした求人に応募し、書類選考、面接、引き継ぎ、退職…と、企業によってはある程度の期間が必要となってきます。しかし、看護業界においては最初の事前準備から内定を貰うまで最短で3週間から1ヵ月程度とされており、面接に関しては1回のみのケースがほとんどです。 

時期にもよりますが、基本的に人手不足に悩まされる医療現場においては効率的に人員を増やさなければなりません。 

したがって転職を検討される際には、事前準備を始めてから2か月程度で転職が完了することを想定して計画的に活動を始めましょう。 
 

看護師の転職が最も多い時期

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看護師の転職で、もっとも多い時期はいつになるのでしょうか。 

まずは離職した看護師さんが月別にどれくらいいるのか下記のグラフを見てみましょう。看護師業界では、2015年より厚生労働省が発足した「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき離職したことを各都道府県のナースセンターに届け出る必要があります。 

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(参考:ナースセンター『とどけるん 月別アクセス数 』) 


上記のグラフを見てみると、月毎の平均アクセス数がもっとも多いのは3月という結果になっています。12月の年末から徐々に離職者の数が増えていき翌年の5月ごろには落ち着く傾向にあるようです。 

さらに厚生労働省が調査した「令和2年 一般職業紹介状況」をみても、その傾向が見て取れます。 

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(参考:厚生労働省『一般職業紹介状況(令和2年)について』) 


年間を通して募集される看護師の求人。そのなかで、もっとも求人数が増えるのは1月~3月にかけてです。 

2020年は、新型コロナウイルスの影響により全体的に倍率は低くなってしまいました。しかし、コロナ渦の影響を受けていても看護師さんが転職をする時期としてピークを迎えるのは12月~3月のあいだだということがわかります。 

転職活動を始めるのに適した時期は?

実際に、現役の看護師さんが転職をするうえで適した時期はいつなのでしょうか。普段の看護師業務に加えて、病院側の動向などを交えつつ月別に状況をみていきましょう。 

4月 お勧め度:× 

新卒のナースが入職し、人員は比較的潤っている時期。そのため求人数は一気に減少し、希望の条件を満たす転職先がなかなか見つけられない状況です。 

5月 お勧め度:× 

4月からの減少で求人は少ないまま。大型連休もあることから比較的稼働日は忙しい状況が続きます。また、新人ナースの研修も重なり、病院側としても人事関連の仕事に手が回らないといった慌ただしい時期です。年度途中の転職をお考えの方は、もう少し様子を見てから活動を始めても遅くはありません。 

6月 お勧め度:△ 

求人数は変わらず少ないままですが、新人ナースの研修もひと段落し、病院側は多少落ち着きが出てくる時期です。また転職希望者にとってはチャンスともいわれる6月。なぜなら、夏季のボーナスが支給される月なので、ボーナスを受け取ってから転職する方も多くいます。 
6月の離職を検討される際は、計画的に退職日を決めましょう。

7月 お勧め度:〇 

6月に離職した人の枠を埋めるため求人数が増えてくる時期です。 ただし徐々に夏季休暇を取得する在籍ナースもいるので比較的忙しく感じることでしょう。状況次第では、なかなか転職活動に踏み切れないかもしれないので様子を見るのも吉。 

8月 お勧め度:△ 

7月からの求人数増加とは裏腹に、夏季休暇を取得する人がもっとも増えてくる時期。看護師さん問わず全体的に忙しいことでしょう。この時期に転職するとなると、面接の機会を設けてもらったり、入職後の研修をうけたりといった転職先の配慮を受けることが難しい場合もあります。気になる求人がある方は、時期を待ってもらえるか病院側と交渉してみるのもひとつの方法です。

9月 お勧め度:◎ 

9月は上半期を終えて、病院側は年度後期に向けた人員強化に取り組む時期。 大量採用の傾向がみられるなかで、特に期待されるのは「即戦力のある人」です。経験豊富な看護師さんは転職が有利に進むこともありますので、年度途中の転職をご希望の方は9月頃を狙って活動を始めてみましょう。 

10月 お勧め度:〇 

9月の人員強化が落ち着きをみせて若干求人数が減ってくる時期。 それでも病院側の人事異動や年末に離職する人が増えてくることを見越して求人を出す施設も少なくありません。月の後半には再度求人数が増えてくる傾向にあるため、タイミングを逃した方は年末年始まで様子を見てみるのも良いでしょう。

11月 お勧め度:〇 

9月10月と人員強化のために採用した看護師さんの研修が始まる時期。 
そのため病院側は比較的忙しくこの時期の転職は難しい傾向にあります。しかし、上述にもあるように年末年始には求人が増えてくることから転職をお考えの方は、この時期から検討してみてもいいかもしれません。

12月 お勧め度:× 

年末年始を控え、業界全体が繫忙期に向けて業務が一層忙しくなる時期。求人数は徐々に増えているものの、長期休暇を控えた現場は慌ただしい状況です。転職先のフォローは受けられない可能性が高く、転職後も慌ただしいなか仕事を覚えていかなければなりません。

1月 お勧め度:◎ 

年末の慌ただしさが少しずつ落ち着き、転職活動を始めるにはぴったりの時期です。 
転職市場に出回る求人数は増加しているため条件に合った転職先を見つけることができるかもしれません。4月入職を目指される方は、この時期から準備を始めると良いでしょう。

2月 お勧め度:◎ 

1月よりもさらに求人数が増える時期。上述でも話したように、看護師の転職期間は2か月前後が平均です。4月入職を目指すのであれば、2月のうちに内定を決められるとその後の引き継ぎもスムーズに進めることができますよ。 

3月 お勧め度:◎ 

求人倍率がもっとも高くなる時期ですが、4月・5月にかけて徐々に下落していきます。 また、求人数が増えるとともに求職者の数もこの時期は増えています。「応募したけど、採用枠から漏れてしまった」というケースも少なくありません。 4月入職を目指している場合、慌ただしい1ヵ月になることが予想されます。

成功の鍵を握るのは“タイミング”

理想の転職先を見つけるためにはタイミングが重要です。 
待遇が良い求人や時給が高い求人は、それだけ競争率が高く、タイミングを逃してしまうとすぐに募集人数は埋まってしまいます。また、現在勤務している職場を離れるタイミングも念頭に入れたうえで、転職先を探さなくてはなりません。 

おすすめのタイミングは1月~2月頃。 
看護師の転職期間を考慮しつつ、1~2ヶ月前から余裕を持って活動を始めるようにしましょう。早めの活動開始により、自分の希望に沿った人気求人を見つけやすくなります。

看護師専用の転職サイトをうまく利用する

自分に合った職場を探すならタイミングはもちろん“探し方”にもこだわることが大切。 
そこで利用したいのが「看護師専用の転職サイト」です。 
一般的な求人サイトなどと違い看護師という仕事に特化したサイトなので、より細かな希望に対応してもらうことができ、さらに希望に合った求人が入ってきた際にすぐ連絡をもらうことができます。 
つまり、あらかじめ専門家に自分の希望を伝えておけば、それに合った転職先を紹介してもらえるというわけです。 
なお、スムーズな転職のためにも、希望は詳細に伝えておいたほうがよいでしょう。 

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―関連リンク― 
失敗しない看護師の転職│求人の探し方・選び方のコツ 
看護師が転職でやってしまった失敗例|転職を成功させるためのポイント 

さいごに

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現在、日本は看護師不足に陥っており年間を通して求人を見つけることができると言われています。 
しかし、たとえ条件に合った求人を見つけたとしても、今の職場の状況や時期によっては転職活動を行えない可能性も十分に出てくることでしょう。 
「無理やり転職した結果、十分なフォローを受けられなかった」 
「急いで転職先を決めたので、希望とは少しズレてしまった」 
といった後悔がないように、計画的にスケジュールを立てて転職活動を行いましょう。