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【完全解説】社会人や主婦でも遅くない!今から准看護師になるには?

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■大人になってから准看護師になる人は多い!その理由とは?

現在、看護師の平均年齢は37.8歳であるのに対し、准看護師の平均年齢は45.8歳と7歳ほど高くなっています。

「子どもの頃から夢だった看護師の仕事をあきらめられない」
「子育ても落ち着いたし、以前から興味があった資格にチャレンジしたい」
「社会人として強みになる専門的なスキルが欲しい」
「母子家庭なので、生活のために手に職をつけたい」
など、准看護師を目指す理由はさまざまです。

あなたのまわりでも、実際に30〜40代で准看護師の資格を取り、医療現場で働き始めた方がいるのではないでしょうか?
そしてそんな方を見て「私もあんな風に活躍したい」と思い始めたりしていませんか?
しかし、「資格を取って働く」ということは生活や家庭を支えている大人にとっては容易にできるものではありません。

そこでこの記事では、准看護師の仕事に興味を持っている方や、今まさに資格取得のため学校へ通おうか迷っている方が抱えている、
「准看護師になるにはどうすればいい?勉強する期間は?費用は?」
「社会人や主婦を経験してからでも准看護師になれる?」
「准看護師の就職先はあるの?」
「そもそもなぜ、正看護師でなく准看護師が選ばれるの?」

といった疑問について解説します。
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■「准看護師」ってどんな資格?

どうして正看護師と准看護師があるの?


准看護師はまだ女性の高校進学率が低かった戦後間もない頃、深刻な看護師不足を解消するための対策として義務教育を修了した女子に専門教育を施し、短期間で医療現場に従事させるために発足した制度です。
正看護師が高校を卒業して3〜5年間養成機関に通うことが資格取得の要件になっているのに対し、准看護師は中学校を卒業していれば養成機関に通うことができ、その期間も2年と短くなっているのは、そのような背景があるからです。

また、正看護師は国家資格ですが、准看護師は都道府県知事資格となります。しかし、本籍地に変更がなければどの都道府県でも看護職として就業可能であり、本籍を移した場合でも所定の手続きをすれば引き続き勤務することができます。

准看護師の仕事は看護師と同じ?


病院の中では正看護師も准看護師も患者さんから見分けるのは難しいくらい同様の働きをしています。実際に准看護師だからといって禁止されている業務などはありません。
しかし、准看護師の職務は、「医師・歯科医師・看護師の指示のもと、診療補助や療養上の世話をする」ことであると定義されています。要するに、正看護師が自発的に判断や指示をして看護を行っていくのに対し、准看護師はあくまで「指示を受けてから」でないと看護が行えないことになっているのです。

これが「正看護師と同じ仕事をしているのに待遇が違う」という不満が生まれてしまう原因でもあり、一見矛盾しているようですが、正看護師と准看護師ではそもそも役割や責任・職務の範囲が違う、そのため養成期間で学ぶ内容も根本的に違っているということを覚えておいてください。

◆正看護師と准看護師の違いについてはこちらもチェック

■准看護師になるにはどうしたらいいの?

准看護師になるのに最終学歴は関係ある?何年学校に行くの?


准看護師になるには2種類の方法があります。
①の場合は高等学校卒業資格も同時に取得できます。
社会人を経験して准看護師を目指す方は②の方法となり、養成機関によっては社会人受験枠を設けているところもあります。
ちなみ准看護師の資格を取得するのに通信教育はありません。通学が必須となるので、ご自身が無理なく通える範囲の養成機関を探しておきましょう。

養成機関に入るためには何が必要?


入学試験


准看護師養成期間は申し込めば入れるというものではありません。通常の学校と同じく入学試験があり、筆記と面接の2種類の試験が行われます。

・筆記試験

中学校卒業レベルの学力が問われる筆記試験が課されます。
国語・数学・理科・社会・英語・一般常識・小論文の中から2〜3科目出題されるのが一般的ですが、養成機関によって出題科目が変わりますので志望する機関の受験要項を事前によく確認してください。
書店に行けば准看護師養成機関受験用の参考書や過去問などが販売されているので、それらを積極的に活用して勉強しましょう。中学校科目の問題集を解いて基礎力から学び直す方法も良いですが、勉強から長く遠ざかっていた方や、独学で苦手科目を克服するのが困難である方は看護学校受験専門の予備校もありますので、そちらへの通学も検討してみてください。

・面接試験

准看護師を志望した理由・その養成機関への入学を志望した理由・ご自身の性格について・どんな看護師になっていきたいかといった質問をされる場合が多いです。基本的には通常の就職面接などで聞かれる内容と大差はないと考えていて良いので、志望動機や将来の展望、自分の人間性について棚卸しをし、事前にしっかり回答を考えておきましょう。
人前で話すことが苦手・面接経験が乏しくて不安・どんな回答をすべきか分からないという方は、こちらも予備校でサポートしてくれる場合があります。

現在、准看護師養成機関の入学試験は全国的に見ても倍率が高くなっています。
特に看護に対する適正や厳しい授業・実習についていく力があるか等をチェックされますので、学力や面接にある程度自信がある方でもしっかり対策をして挑む必要があります。

在学中にかかる費用と、その負担を軽くできる制度


学費

機関や地域によって差はありますが、准看護師養成機関の学費は2年間で100〜200万円程度を見込んでおいた方が良いでしょう。また、授業や教科書の補助教材となる参考書の代金や通学の交通費などは別途かかるうえ、1人暮らしの方でしたら生活費もあらかじめ確保しておくのが良策です。
それでも正看護師養成機関(専門学校の場合)の学費が300万円前後ですので、資格は取りたいけれどお金はあまりかけられないという方にとって、准看護師は比較的チャレンジしやすいといえます。

奨学金・給付金

やっぱり費用を全額自分で捻出するのは難しいという方は、奨学金や給付金を利用することもできます。

奨学金には
・各都道府県や自治体が運営しており、卒業後に指定された病院で一定期間勤務したら返済が免除されるもの
・病院が運営しており、付属している養成機関で資格を取得、卒業後にその病院で一定機関勤務することを条件に貸しつけられるもの
・日本学生支援機構が専修学校(専門課程)を対象として貸しつけを行い、卒業後に返済義務があるもの

などがありますが、条件や返済義務、利子の有無などはそれぞれ違いがあります。
貸与を受ける奨学金の条件に無理はないかということ以外にも、入学を希望する養成機関ではどの奨学金が利用可能か数種類の奨学金を併用することは可能かといったこともよく調べておいてください。

また、母子家庭の方が准看護師養成機関に通う場合、「自立支援給付金」として『高騰技能訓練促進等給付金』の受給が受けられます。母子家庭の親が就職に有利な資格を取得するために修学する場合に一定期間経済的な支援を行う制度であり、看護師・准看護師はその給付対象講座となっています。
給付にあたっては条件が設けられていますので、「子育てのために手に職を付けたいけれど学費について不安がある」というシングルマザーの方は各市町村へ問い合わせてみてください。

■社会人や主婦が准看護師になるには

養成機関に在学しながら仕事はできる?


准看護師養成所の授業は、全日制の場合は週3日8:30〜17:00、定時制の場合は週5日13:00〜17:00というスケジュールで行われることが多いので、空いた曜日や時間帯にアルバイトをすることは可能です。
ただし、1年次の終わり頃から実習が始まりますので、実習期間は勤務できなくなることについてアルバイト先の理解を得ておくことが必要です。土日など実習がない曜日ならアルバイトができると考えるかもしれませんが、課題や勉強などが授業以上にハードになるため、実習期間中の空き時間は十分な予習・復習や体力の回復に充てる方が賢明といえます。

養成機関で勉強をしながら子育てはできる?


お子さんがいらっしゃる方は、まず入学試験の面接で育児と学業をどのように両立していくかについて確認されます。
「通学しているあいだ子どもの預け先はあるのか」「子どもが病気のときはどうするのか」「預け先で急病・ケガが発生したときはどうするのか」
といった質問をされる可能性が高いので、看病やお迎えなどは親族・夫・自治体の支援制度に頼る、自宅での勉強に際して夫にも家事育児を協力してもらうなど、身の回りのフォロー体制を整えておきましょう

養成機関や指導担当者によって差はありますが、授業を1度休むだけでも付いていけなくなる、実習は遅刻・早退でも欠席扱い、1日でも休めば単位を落としてしまう、などのかなり厳しい基準を設けているところもあります。要件を満たすことができなければ再実習、最悪の場合は留年となってしまうことも...。
「資格のために勉強をしている立場」であり、遅刻・早退・欠席などは容易に許されないことを念頭に入れておいてください。

■准看護師はどんなところに就職するの?

資格の種類や役割に差はありますが、准看護師も正看護師と同じく病院やクリニック、老人福祉施設などで働くことができます。病棟なら夜勤に入ることも可能です。

しかし、レベルの高いケアを目指すため看護師のスキルを重要視する病院では、知識量で引けを取ってしまう准看護師を募集していない場合があります。
また、国公立病院や大病院などでも「看護配置基準」を満たして診療報酬を得るために、基準上の人員に含めないとされる准看護師の採用を中止しているところが増えていますので、求人数や職場選択の幅という面ではどうしても正看護師よりは少なくなります。

ですが、個人経営の病院や小規模の施設では准看護師の求人は比較的多く、そういった職場ではワークライフバランスが取りやすいというメリットも。クリニックやデイサービス施設などでは日勤のみの勤務になるところが大半なので、ご家族を持ちながら働く方にとっては仕事と家庭の両立がしやすい環境といえるでしょう。

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■おわりに

もしも看護を学ぶ中でもっとできることを増やしたいと感じならば、准看護師の資格取得後に正看護師養成課程(2年制・定時制の場合は3年制)へ通い、国家試験に合格することで正看護師資格を取得することができます。(※中学校卒業の場合は准看護師としての実務経験3年以上要、通信教育で正看護師養成講座を受ける場合は実務経験7年以上要)

また、厚生労働省と日本看護協会は、看護の質の向上を目指すためにも看護師資格を正看護師へと一本化する方針を打ち出しています。日本医師会はこれに反対しており未だ決定は下されていないのですぐに准看護師が廃止されるというわけではありませんが、すでに准看護師の新規養成をストップした県や平成29年度の入学者募集を停止した准看護師養成機関が出てきており、廃止に向けた動きは徐々に広がっていくと思われます。

将来的に正看護師へのステップアップを視野に入れている方はもちろんですが、「少しでも早く現場に出て働きたい」と考えている方もこれらの動向を踏まえて、准看護師の資格を取得するならできるだけ早めに行動に移すことをおすすめします。

これから准看護師になろうとする方の中には自分にできるのか不安を抱え、まだ迷っている方も多いのではないでしょうか。しかし、勉強や業務を続けているうちに今以上に看護の魅力に気付けることもあります。
ぜひ、「看護って奥深くて面白い」と感じながら取り組んでほしいと思います。

まずは近くの養成機関について調べ、自分にはどの機関が合っているか検討してみましょう。
「そこに通い、准看護師を目指して勉強する自分」をイメージしてみることから、資格取得への1歩は始まります!
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