看護師さんの「夜勤がきつくて…」という悩みは本当によく耳にします。
このコラムは夜勤をする看護師のつらい現状を少しでも楽にするための解決策についてご紹介。
「睡眠不足をどうにかしたい」
「最近なんだか体の調子が悪くて・・・」
「もう看護師やめようかな」
など、夜勤のつらさに悩んでいる看護師の皆さんの救いになれば幸いです。
看護師が夜勤をやめたい10の理由
① シフトが過酷
② 仕事量が多い
③ 休憩・仮眠とれない
④ 人間関係
⑤ 手当が見合ってない
⑥ 生活リズムが整わない
⑦ 睡眠不足
⑧ 体調不良
⑨ 自律神経、ホルモンバランスの乱れ
⑩ 精神的につらい
看護師が夜勤をやめたいと感じる理由には、「休憩や仮眠がきちんととれない」「人間関係が良くない」といった労働環境の問題と、夜勤をすることによって生じる健康状態の問題があります。
あなたがそれでも看護師を続ける理由は?
そんな過酷な労働環境であなたが看護師を続ける理由は何でしょうか?
少しだけ考えてみてください。
“お金を貯めたいから“
“看護師としてスキル(キャリア)アップしたいから”
様々な理由があると思いますが、やはり“看護師という仕事にやりがいや使命を感じている”という方が多いはずです。
あなたのように夜勤をしっかりと務めてくれる看護師さんがいることで、たくさんの患者さんが救われています。
精神論にはなりますが、やりがいや目標は、看護師というハードな仕事を続けるうえでの糧になります。つらくなった時にはそこに立ち返ることで、また頑張る気持ちが湧くこともあります。
他の仕事への転職という道もありますが、看護師は誰もが就ける職業ではありません。
あなたは大変な努力をして看護師になることができた選ばれし人です。
今一度、看護師になろうと思った頃の気持ち、今後の目標について考える時間を設けてみませんか?
つらい夜勤を少しでも楽にする7つの解決策
とはいえ、つらい仕事は精神論だけで頑張り切れるものではありません。
このまま夜勤を続けるのであれば、今の状況を少しでも良くして働きたいものですよね。
そこで、ハードな夜勤を乗り切るための7つの解決策を提案します。
労働環境を改善するには
■休憩・仮眠時間の確保
休憩や仮眠の時間は、病院によって取り入れているルールが違います。
皆が病棟に休憩・仮眠時間を確保できるよう、スタッフ同士で協力しあいましょう。
それでも改善できなければ、モデルシフトの変更などを上司に相談してみましょう。
■二交代、三交代に変えてみる
同じ夜勤とはいえ、二交代と三交代では働き方が大きく変わります。
どちらにもメリット・デメリットがあるので一概には言えませんが、二交代のシフトは過酷でも、三交代の働き方は合っていると感じることもあるでしょうし、その逆もしかり。
少しでも無理なく夜勤を続けるために、自分に合った働き方に変えられるといいですね。
■苦手な人にも自分から歩み寄ってみる
夜勤は少人数で回すため、一日お局看護師と二人きりなんてザラ。
苦手な相手と当番の日は精神的にもつらいですよね。
ですが、ただ「嫌だなー」と思っているだけでは状況はよくなりません。
自分の行動を見直し、少し変えてみるだけで関係が好転する場合があります。
例えば、“必ず笑顔で挨拶をする”、“積極的にコミュニケーションをとる”“チームワークで仕事をする”など基本的なことですが、あなたは率先してできているでしょうか。
「何で私が頑張らないといけないの!」とゆう声が聞こえてきそうですが・・・
自分が変わることはできても、他人を変えることはできないのです。
仕事上の良い関係を築くために、まずはあなたからアクションを起こしてみてください。
あなたが相手を苦手だと感じるように、相手もあなたのことを苦手だと感じている可能性があります。
関係を改善していきたければ、たとえどんなに嫌な態度をとられていたとしても、一度「あなたのことが心から好きです」という姿勢で接してみましょう。
自分のことを心から好きでいてくれる人を、本気で嫌う人はいません。
あなたから歩み寄ってみて、それでも改善されなければ、貴重なあなたの時間をその人に割くのをやめましょう。
割り切って無心で仕事に集中し、負の感情に支配されないようにしましょう。
体力・精神面の不調を解消するには
■睡眠の質を上げる
看護師は日勤と夜勤を繰り返すことで、体内時計が乱れがち。
夜勤をする多くの看護師が慢性的な睡眠不足に悩んでいるといわれています。
睡眠不足は体調不良やイライラ…心身の不調を引き起こします。
質のいい睡眠をとるために、夜勤明けで帰宅したら早速眠るための準備を。
オンからオフに気持ちを切り替えるための入眠儀式を作ることがオススメです。
・極力スマホやテレビは見ないようにする
・遮光カーテンを閉める
・部屋の照明を暗くする
・湯船につかる
・パジャマを着る
・ストレッチや深呼吸をする
・白湯を飲む
・アロマを焚く
これはあくまで一例ですが、あなたがリラックスできる習慣を眠りの準備として必ず行い、夜勤明けの生活リズムを作ります。
毎日決まった時間に睡眠できない分、入眠儀式で脳と体を眠りのモードに切り替えていくようにしましょう。
■自律神経、ホルモンバランスを整える
入浴する
40度前後のお湯に15分つかることで副交感神経が優位になります。
シャワーで済ませることなく、できるだけ湯船につかりましょう。
深部体温を上げることで寝つきもよくなります。
首を温める
ホットタオルなどで首の太い血管を温め、血流をよくしましょう。
そうすることで副交感神経が優位になります。
腸内環境を整える
腸は第二の脳といわれ、自律神経とは切っても切れない関係。
自律神経が乱れると腸の働きは悪化します。
逆に腸内環境が良いとストレスにも強くなり、自律神経も整うという相関関係があります。
この相関関係を好循環にするためには、まず腸内環境を整えることが近道です。
腸内環境を整えるには、適度な運動、善玉菌を増やす食生活、水分補給などが大切ですね。
激しい運動よりもヨガやストレッチなどリラックス効果の高い運動がいいでしょう。
リラックスをする
勤務時間外は仕事のことを考えず、心を休める時間を積極的につくりましょう。
癒しの効果もあるヨガや瞑想、アロマテラピーなどがおすすめです。
またアウトドアや映画、読書・・・趣味に没頭して過ごすのもいいですね。
それでもどうしてもつらいときは…
夜勤を減らす、休職する仕事が精神的につらいとき、決して体調が悪いわけではないからと無理をしてはいけません。精神的な辛さをそのままにしておくと、気づかぬうちに自律神経失調症やうつ病、体調不良に発展してしまう可能性もあります。“体調不良が続いている“”どうしても出社するのがつらい“というような場合は、勤め先に相談し休暇を取りましょう。もしくは体調が戻るまで夜勤を減らしてもらうなど、まずはあなたの体調を第一に考えましょう。思い切って転職もあり!夜勤をせずとも、あなたが本来の志を持って看護職として働ける場所は必ずあります!このまま夜勤を続けることが難しいようであれば、日勤のみのお仕事に転職しませんか?看護師専門の転職エージェント 看護師ワーカーには、「夜勤なし」「残業なし」でも好条件の非公開求人が多数。プロのアドバイザーがあなたのご要望を伺い、病院との交渉を進めます。ご相談のみでもお気軽にお問い合わせくださいね。看護師ワーカーの非公開求人を知りたい まとめ
◆夜勤がつらいあなたへの7つの解決策① 休憩・仮眠時間を必ず確保する② 二交代↔三交代に変える③ 苦手な人に自分から歩み寄る④ 睡眠の質を上げる⑤ 自律神経・ホルモンバランスを整える⑥ 夜勤を減らす、休職する⑦ 転職する「夜勤をやめたい」「看護師をやめたい」と思うのは、あなたが弱いからではありません。まずは頑張っている自分を認め、褒めてあげましょう。周りに信頼できる人がいれば、一人で抱え込まずに相談してみてください。うまく生活リズムをつくり、ストレス発散をして、少しでも今の状況より良くなるようにと願います。ただし決して無理をしてはいけません。何より心身の健康が一番!夜勤をやめたいと思ったときは、看護師ワーカーにお任せください!あなたのより良い看護師ライフをサポートいたします。アドバイザーに相談する 関連記事