冠疾患集中治療室のことをCCUといいます。
全身を集中的に治療するICUとは違い、心臓に関わる部分を集中的に治療するのがCCUです。
今回はCCUで働く看護師のメリットをお伝えします。
CCUの特徴
CCUの大きな特徴として、急変、重症患者が多いことが挙げられます。
そのためドクターの補助をする回数、医療器械を使用する回数、バイタルチェックなど、必然的に患者に接する機会が増えるため医療技術が向上します。
そちらは看護師がCCUで働く大きなメリットと言えるでしょう。
また医療技術を学ぶにあたって心電図を読み取る経験が積めます。
一般病棟では心電図を読むことが苦手な看護師さんが多くいますが、CCUでは心電図を読むことは必須となり、心電図を学ぶ環境が多くあります。
CCUの勉強をしておくことで、転職の際に即戦力として期待され、一般病棟に戻った時に高く評価されることでしょう。
CCUで働くメリット
急変、重症患者が多いのがCCUの特徴でありましたが、患者が急変する前に異常がないか、なにか数分前と変わりはないかなど、些細な変化を読み取る必要があります。
それは少しのことが命に関わるからです。
これにより事前に変化を読み取る力を得られます。
またCCUは一人が幅広く患者を受け持つ一般病棟とは違い、重症患者一人一人に長時間寄り添っていかねばならないため、受け持つ人数は少人数になります。
その分患者とも時間を共有することが多くなるので責任感も増し、そしてどんな時になにが起こるかわからないCCUは精神的にも鍛えられることでしょう。
また、循環器系疾患と集中治療の専門性が高い医療技術を学べるCCUでは勉強会なども頻繁に行われます。
向上心が高く、勉強熱心な方には大変学びやすいところもメリットの一つと言えるでしょう。
24時間患者の変化にすぐに気づかねばならないので、夜勤の回数は8回前後と比較的多いのもCCUの特徴です。
そのため夜勤手当も多くなり、一般病棟より給料が多くなる可能性もかなり上がります。
また、給与アップにつながる資格を取得すればより給料が上がることも考えられます。
例えば、循環専門ナース、集中ケアなどの認定看護師の資格があります。
早めに経験を積みキャリアアップしたい、そして同時に給料も増やしたいという方にはおすすめです。
スキルアップしたい看護師さんにはCCUはおすすめの職場です。
転職をお考えの看護師さんは看護師ワーカーまでぜひご相談ください。