2019年度(令和2年)の看護師・保健師・助産師国家試験が終わりましたね。
受験された皆さま、本当にお疲れ様でした。
来たる合格発表は、2020年3月19日(木)午後2時。
看護師、保健師、助産師ともに同日同時刻に合格発表が行われます。
試験が終わり合格発表までおよそ1ヶ月。予備校や自身で自己採点を行なった方がほとんどだとは思いますが、気になるのは自分の点数が合格ライン以上かどうかではないでしょうか。
そこで、厚生労働省の発表した過去の合格率と合格ラインについてまとめました。
年度 | 合格ライン |
第108回(2018年度) | 195点以上(必修問題:40点以上/49点、一般問題・状況設定問題:155点以上/250点) |
第107回(2017年度) | 193点以上(必修問題:39点以上/48点、一般問題・状況設定問題:154点以上/247点)※1 |
第106回(2016年度) | 182点以上(必修問題:40点以上/50点、一般問題・状況設定問題:142点以上/248点)※1 |
第105回(2015年度) | 191点以上(必修問題:40点以上/49点、一般問題・状況設定問題:151点以上/247点)※1 |
第104回(2014年度) | 199点以上(必修問題:40点以上/50点、一般問題・状況設定問題:159点以上/248点)※1 |
※1:不適切問題をのぞいた総点数です必修問題の合格ラインは80%以上。50点満点の場合は40点以上取ることが必須
必修問題のボーダーラインは80%と定められています。この基準は毎年変わることのない絶対評価です。50点満点の場合は40点以上となり、不適切問題があって49点満点だった場合は40点以上、48点満点では39点となります。不適切問題の採点方法については、●不適切問題があった場合の採点方法や点数で詳しく解説しています。第109回においても必修問題の80%をクリアしていることが合格の必須条件となります。一般問題・状況設定問題の合格ラインは毎年変動
一般問題・状況設定問題については、試験の難易度を考慮に入れ全体の点数から相対的に評価されるので、合格ラインは毎年変動しています。過去5年間のデータをもとに計算すると、平均ボーダーラインは248点中152.2点以上で、おおよそ61%以上の正答率でした。不適切問題があった場合は?
【保健師国家試験】 年度 | 合格ライン |
第105回(2018年度) | 87点以上/145点 |
第104回(2017年度) | 87点以上/144点※1 |
第103回(2016年度) | 85点以上/141点※1 |
第102回(2015年度) | 87点以上/145点 |
第101回(2014年度) | 87点以上/145点 |
※1:不適切問題をのぞいた総点数です
保健師国家試験の合格ラインは87点以上
保健師国家試験の合格ラインは87点以上。合格基準は絶対評価のみで、毎年87点がボーダーとなっています。
【助産師国家試験】
年度 | 合格ライン |
第102回(2018年度) | 87点以上/145点 |
第101回(2017年度) | 86点以上/143点※1 |
第100回(2016年度) | 87点以上/145点 |
第99回(2015年度) | 87点以上/145点 |
第98回(2014年度) | 87点以上/145点 |
※1:不適切問題をのぞいた総点数です助産師国家試験の合格ラインは87点以上
保健師と同じく助産師国家試験も絶対評価であり、過去5年間の推移を見ると合格ラインは87点以上でした。近年の出題傾向は、母子保健医療の現状に合わせた問題が近年出題されており、助産師に求められる知識・解釈・判断を含めた実践能力に適したものとなっています。※合格ラインは厚生労働省の発表したデータを用いております。 過去5年間の看護師・保健師・助産師国家試験の合格率
【看護師国家試験】
年度 | 合格率 |
第108回(2018年度) | 89.3% |
第107回(2017年度) | 91.0% |
第106回(2016年度) | 88.5% |
第105回(2015年度) | 89.4% |
第104回(2014年度) | 90.0% |
【保健師国家試験】
年度 | 合格ライン |
第105回(2018年度) | 81.8% |
第104回(2017年度) | 81.4%※1 |
第103回(2016年度) | 90.8% |
第102回(2015年度) | 89.8% |
第101回(2014年度) | 99.4% |
【助産師国家試験】
年度 | 合格ライン |
第102回(2018年度) | 99.6% |
第101回(2017年度) | 98.7% |
第100回(2016年度) | 93.0% |
第99回(2015年度) | 99.8% |
第98回(2014年度) | 99.9% |
※合格率は厚生労働省の発表したデータを用いております
合格発表は厚生労働省のホームページでも確認できる
合格したかどうかを確認する方法は、厚生労働省および各地の看護師国家試験運営臨時事務所で確認するか、もしくは厚生労働省のホームページでも確認できます。インターネットで確認する場合は、発表当日の14時以降に、厚生労働省の国家試験合格発表のページ内、合格発表(速報)をクリックすると、合格者の受験番号を確認することができます。【全国の合格発表会場】 厚生労働省|労働省及び国家試験運営臨時事務所における合格発表会場について 受験、本当にお疲れ様でした
過去5年間における、看護師、保健師、助産師国家試験の合格ラインと合格率についてでした。
働きながら試験勉強に励んでこられた方、育児をしながら勉強をしてきた方、学校に何年も通って勉強してこられた方など様々かと思います。
国家試験、本当にお疲れ様でした。
合格発表までリラックスしてお過ごしくださいね。
皆様のサクラが咲きますように…!
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