認定看護師は、キャリアアップやスキルアップを考える看護師からとても人気の高い資格です。
その認定看護師という資格を取得するにあたって、知っておきたいポイントを紹介していきます。
仕事内容は看護ケアだけでない
認定看護師の仕事内容は主に『実践・指導・相談』の3つがあげられます。
実践は、熟練の知識や技術を用いて患者へ看護ケアを実践していくことです。
これ以外に特徴的なのが指導と相談です。
指導は、看護師への教育指導を指します。
高度な専門知識や技術を兼ね備えている認定看護師は、その豊富な知識や経験をもとに看護師の更なるスキル向上を目指し、勉強会や研修会などの担当を受け持ち、高度な看護ケアを伝えていくのも認定看護師の仕事となります。
また相談は、患者やその家族への精神面でのサポートや、患者へ処置を施す看護師の看護面でのサポートやアドバイス、相談等も大きな仕事の1つです。
このように、ただ患者へ看護ケアをするだけでなく、豊富な知識や技術を活かして教育指導をし、相談を受けるのも認定看護師の仕事内容であり、幅広い場面で必要とされ活躍しているということも事前に知っておくべきポイントです。
より自分の深めたい分野をよく考える
認定看護師の専門分野は、21分野と細かく構成されています。
これほどたくさんの分野があるため、認定看護師の資格を取得しようと考えられた時は、本当に興味のある分野はどの分野なのかということをしっかり考える必要があります。
認定看護師の資格を取得するには、受験資格を得るのにふさわしい実務経験や、難易度の高い試験、日々の業務と勉強の両立など様々な厳しい難関が待ち受けています。
その難関を切り抜けてでも、認定看護師の資格を絶対に取得したいという強い気持ちや覚悟を確かめてから資格取得の勉強をスタートさせることも重要です。
資格を取得しても給与の大幅アップには繋がらない
認定看護師は専門の分野において、より高度な知識や技術を兼ね備えた看護師であり、グレードの高い資格です。
多くの難関を切り抜けた看護師が取得できるワンランク上な資格というイメージが強く、それに伴い給与のアップも見込まれると考える人も多いが、給与に大きな変化はそこまでないと言われています。
「昇給したいから認定看護師の資格を取得する」のではなく、「患者のために出来ることを増やしたい」や、「より患者と近い関係で看護ケアを提供していきたい」などのやりがいや向上心を求めて認定看護師の資格を取得すべきなのでしょう。
上記から、認定看護師の資格を取得するには多くの難関が待ち受けているということが分かると思いますが、資格を取得してからの業務は、これまでよりも患者にしてあげられることが増え、非常にやりがいや充実感を感じながら働くことができます。
上記のようなポイントを踏まえて資格取得を目指せば、取得後のギャップも少なくなると考えられます。