看護師求人をお探しの方は、まずは勤務形態を把握することが重要です。
看護師の勤務形態は大きく分けて4つあります。
このページでは、そのうちのひとつである「常勤(夜勤あり)」の働き方やメリットをご紹介します。
医療機関では、いざというときのため24時間体制で看護師を施設内に在籍させておかなくてはなりません。
そのため、夜勤が可能な人材は重宝され、転職や求人探しの際に有利になる傾向があります。
このことから、看護師として働くのであればまずは「夜勤ができるかどうか」をあらかじめ明確にさせておくことが重要です。
常勤(夜勤あり)の働き方
日勤と夜勤の両方を行う方がこれにあたります。
勤務形態のなかでも特に高収入が期待できる働き方で、施設によって「二交代制」と「三交代制」があります。
なお三交代制の場合、夜勤には「準夜勤」と「深 夜勤」の2つがあり、日によって勤務時間が異なるためそれだけ体力が必要となります。
ちなみに、日勤の場合は8時半から17時まで、夜勤の場合は16時半から翌日の9時15分までが一般的な勤務時間です。
三交代制の施設だと夜勤の時間帯が多少異なります。
なお、日勤と夜勤では業務内容に違いがあります。
以下では、それぞれの業務内容を簡単にご紹介します。
日勤業務
日勤帯の主な看護師業務は、患者さんへの処置やケアなどです。
入院している患者さんの血圧測定や体温測定、また身体が不自由で日常生活に支障をきたす方がいれば、入浴や食事の介助まで行います。
外来で勤務する場合は、受付にきた患者さんの診療を行う医師のサポートが主な業務となります。
診療をスムーズに進めるために重要なポジションであり、患者さん一人ひとりと接する機会が多くなります。
夜勤業務
患者さんのケアや食事介助など、日勤業務とそこまで大きな違いはありませんが、加えて入院している患者さんの睡眠をサポートするという業務が含まれます。
他にも、自力でのトイレに行くことが困難な患者さん に対して睡眠中のオムツ交換や、長時間に渡って同体位で睡眠をとることによる褥瘡(じょくそう)や肌のかぶれを防ぐため定期的な体位交換なども行います。
求人先により多少の違いはありますが、以上が「常勤(夜勤あり)」の基本的な働き方です。
このように、常勤では日勤と夜勤の両方をこなさなくてはならないため、体力面と精神面のどちらもハードな仕事といえます。
また、急に容態が変化した患者さんの対応があったり定期的な委員会活動があったりと、職場での拘束時間は長めなので、「しっかり働きたい」、「自身のスキルを活かして患者さんの役に立ちたい」と考える方や、臨機応変に働くことができる方に向いている仕事といえます。
看護師には様々な勤務形態があることから、転職の際に幅広い選択肢がある求人となっています。
資格取得さえしていればたとえブランクがあっても容易に転職が可能な点も、人気の求人といわれる理由のひとつです。