看護師の求人は、他の求人と比較して高時給が設定されていることが多く、たとえパート勤務であっても高収入を期待できるのが魅力です。
さらに、夜勤に入れば時給とは別に「夜勤手当」がつくため、より高収入を得ることができます。
これにより、夜勤専従の求人へ転職を希望する方も意外と多いといわれています。
しかし、夜勤は日勤と比べて勤務時間が長めで、十数時間の勤務が一般的。
そのため、1日のうちに一気に疲労を感じる方が多く、なかには体調を崩したり心身に何かしらの影響を及ぼしたりする方もいるのです。
そこで、今回は「辛い夜勤を乗り切るための対策法」についてご紹介します。
これを実践すれば、夜勤時の負担を軽減することが可能です。
これから求人探しをする方や、看護師への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
仮眠の質にこだわる
体に蓄積された疲労を取り除く方法といわれると、真っ先に「睡眠」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実際、睡眠が足りていないと集中力が欠けたりめまいや頭痛が発生したりと、日常生活に何かしらの悪影響を与えてしまうことも少なくありません。
ですが、実はその逆のケースも存在するという点を頭に入れておきましょう。
つまり、睡眠のとりすぎによって体の動きが衰えてしまうことや、余計に疲労を感じてしまうことがあるのです。
とはいっても、「夜勤のときは仮眠をとらないほうが賢明なのか」というわけではありません。
夜勤では仮眠時間をとることができますが、これは1から2時間程度が一般的です。
もちろん、忙しい場合は短縮される可能性もあり、場合によっては数十分しかとれない可能性もあります。
そこで重視しておきたいのが、どれだけ質の良い仮眠をとれるかです。
私たちの体は、100分程度の仮眠時間が確保できれば効果的に疲労を解消できるとされており、これには90分という睡眠サイクルが関係しています。
ところが、前述したように100分もの仮眠時間を確保できない場合もあるでしょう。
そこで、おすすめしたい方法が、「15分から20分程度の仮眠をとること」です。
たとえば、1時間の仮眠時間が確保できたとして、このときに1時間しっかり仮眠をとってしまうと、起きたときにだるさを感じたり体が動かしづらかったりという現象が発生する可能性があります。
何故なら、入眠から1時間後となればすでに深い眠りに入ってしまっているからです。
それを無理やり起こすことにより、余計に疲労を感じてしまうのです。
しかし、その点15分から20分程度の仮眠であれば浅い眠りの段階で起きることになるので、すっきり爽やかな目覚めが期待できます。
そしてこの仮眠は、2から3時間の睡眠と同程度の疲労回復効果があるといわれています。
このように、仮眠時に工夫するだけでも大きな効果が期待できます。
現在、看護師として勤務している方はもちろん、これから看護師として働こうと転職求人を探している方など、多くの方におすすめの方法です。
また、精神面における対策法として、自分へのご褒美を用意しておくことも大切です。
たとえば、夜勤を終えたらショッピングに行く、行きつけのカフェで朝食を取る、思い切って友達と遊びに行くなどの方法で気分転換をするのもひとつの手。
自分なりに工夫してストレスなく働くことが、転職を成功させるコツです。
よって、夜勤専従の看護師へと転職するなら、これらのポイントをしっかり押さえておくとよいでしょう。