看護師の転職サイト「看護師ワーカー」の調べでは、夜勤バイト1回の平均給与は約2万5千円。2018年の看護協会のデータによると、看護師の平均月収は約27~30万円。週に3回夜勤バイトをするだけで平均月収が稼げます!「趣味の時間を確保しつつ、稼げる夜勤バイトを知りたい」「本業と無理なく両立できる、楽な夜勤バイトを知りたい」そんな看護師さんのために、給与の高い夜勤アルバイトや楽な夜勤バイトをご紹介します。これを読めば、どんな夜勤バイトを探せばいいか分かりますよ! 週2回で月収28万円!?急性期の夜勤バイト
夜勤バイトの中でも特に稼げるのが、急性期!
急性期の夜勤バイトについて、おすすめポイントと注意点をお伝えします。
急性期の夜勤バイトおすすめポイント
おすすめポイントは2つ!
給料が多い!週2回で今の月収を稼げる場合も
急性期の夜勤バイトは、1回あたりの平均給与が約2万9千円。
求人によっては夜勤1回で3万5千円を超えるものもあり、なんと週2回で月収28万円に!!
急性期の夜勤バイトは、稼ぎたい看護師さんにうってつけ!
看護技術を磨ける
「バイトだと学べることが少なそう」
と考える看護師さんもいますが、急性期は学ぶことがたくさんあります!
急変や緊急入院が多い急性期では、バイトも即戦力として扱われます。
今以上に看護技術を磨けますよ!
急性期の夜勤バイトはここに注意
注意点は4つ。
稼げる夜勤バイトは、大変なことも多いんです。
急性期が未経験だとつらい
急変や緊急入院の多い急性期夜勤では、分からないことがあっても質問する時間がとりにくいです。
急性期の経験がない看護師さんは、急性期の夜勤バイトは避けたほうがいいでしょう。
体力勝負
急性期は夜勤でも慌ただしく、仮眠をゆっくりとれないこともあります。
体力に自信がない看護師さんにはむずかしいです。
単発バイトが少ない
急性期の夜勤バイトでは、素早い対応が必要です。
物品の場所や病棟のつくりを把握していないと対応が遅れてしまうため、単発バイトの求人は少ないです。
患者さんの回転がはやく、情報収集が大変
急性期は回転がはやいため「数日ぶりに夜勤バイトにきたら、知っている患者さんがほとんどいない!」ということも。
効率よく情報収集することが必要ですね。
ゆったり働きたい看護師さんにおすすめ!慢性期・回復期の夜勤バイト
慢性期・回復期は急変が少なく、夜勤バイトの中でも比較的ゆったりしています。
副業として夜勤バイトをしたい看護師さんや、育児と夜勤バイトを両立したい看護師さんにもおすすめです。
慢性期・回復期の夜勤バイトおすすめポイント
おすすめポイントは3つ。
仮眠がとりやすい!
慢性期・回復期は消灯後ゆったりしていることが多く、仮眠がとりやすいです。
仮眠がとりやすい夜勤バイトなら、夜勤前後にも予定が入れられますね。
回復期は、看護師2人夜勤のことが多い
回復期の夜勤は、看護師2人・介護職員1人の3人体制が多いです。
看護師1人夜勤だと負担が大きくなることもありますが、2人夜勤ならそんな心配もありません。
慢性期は、患者さんの顔をおぼえやすい
慢性期は患者さんがかわることが少ないので、回数の少ない夜勤バイトでも、患者さんの顔を覚えやすいです。
患者さんも看護師の顔を覚えやすいので、安心感をもってもらえます。
慢性期・回復期の夜勤バイトはここに注意
注意点は3つ。
回復期は、ナースコールが多い
回復期は、排泄介助や見守りが必要な患者さんも多く、実はナースコールは多めです。
回復期の看護は「本人ができる部分は手伝わず、見守りをする」という考え方のため、ひとつひとつの対応に時間がかかりやすいことも。
忍耐強さが必要なんですね。
慢性期は、看護師1人夜勤も多い
慢性期の夜勤は、看護師1人・介護職員数人という体制が多いです。
ですので、看護師しかできない業務が多いと、忙しくなることも。
また、患者さんに変化があった場合は看護師1人で判断することが多いので、若手看護師さんには難しいかもしれません。
慢性期は、病棟によって忙しさがちがう
認知症の患者さんが多かったり、医療依存度の高い患者さんが多い場合は、慢性期でも忙しい場合があります。
慢性期の夜勤バイトを探す場合は、情報収集が重要です。
初めてでも挑戦しやすい!介護施設の夜勤バイト
介護施設はイレギュラーな事態が少なく、求められるスキルも基本的なものです。
そのため「未経験OK」「ブランクOK」の求人も多く、初めての夜勤バイトとして挑戦しやすいです。
介護施設の夜勤バイトおすすめポイント
おすすめポイントは2つ。
未経験OKやブランクOKの求人が多い
夜勤バイトはその科目について知識があることが前提ですが、介護施設の夜勤バイトでは「介護施設が未経験でもOK」という求人が多いです。
教育体制が整っている施設が多く、ブランク看護師さんも受け入れています。
初めての夜勤バイトにはうってつけです!
利用者さんの顔を覚えやすい
介護施設の利用者さんはあまりかわらないので、回数の少ない夜勤バイトでも、利用者さんの顔を覚えることができます。
介護施設の夜勤バイトでは、80名以上の利用者さんを看護師1人で対応することもあるので、顔を覚えることは重要です。
介護施設の夜勤バイトはここに注意
注意点は3つ。
医療依存度が高い施設は忙しい
医療依存度は施設ごとの違いが大きく、施設によっては病棟なみに忙しい場合も。
利用者さんの介護度や、認知症の利用者さんがどのくらいいるかなど、情報収集が重要です。
看護師1人夜勤がほとんど
介護施設の夜勤は、看護師1人・介護職員4~5人という体制が多いです。
看護師にしかできない業務や、患者さんの発熱対応などの判断は全て看護師1人ですることになります。
筆者は介護施設のオンコール当番をしたことがありますが、結局は先輩看護師に連絡して判断を仰いでしまいました…。
判断力に自信がないとむずかしいです。
介護職員さんとの関係に注意
介護施設は、介護職員の人数が看護師より多いです。
介護職員さんとの関係がこじれてしまうと、働きにくくなってしまいます。
病棟とはちがう気遣いが必要です。
負担が少ない夜勤バイト!オーバーナイト透析
楽で稼げる夜勤バイトとして最近注目を浴びているのが、オーバーナイト透析。
「オーバーナイト透析ってどうなの?」というのはもちろん、「そもそもオーバーナイト透析ってなに?」というところまで、ご紹介します。
オーバーナイト透析とは?
一般的な透析は日中に4~5時間おこないますが、オーバーナイト透析は夜間に7~8時間おこないます。
体への負担が少ない、寝ている間に透析ができるということで、近年おこなわれるようになりました。
オーバーナイト透析のおすすめポイント
おすすめポイントは2つ。
ナースコールや急変が少ない
オーバーナイト透析をしている患者さんは、日中仕事をしている人がほとんど。
ナースコールや急変が少ないので、仮眠や休憩がとりやすい夜勤バイトです。
介助をすることが少ない
日中の透析では、高齢の方や認知症の方も多いので、介助が必要です。
ですが、オーバーナイト透析は、自力で通院でき、透析に協力的な患者さんが利用します。
介助をすることも少なく、ゆったりと働くことができます。
オーバーナイト透析はここに注意
注意点は2つ。
求人が少ない
オーバーナイト透析は導入しているクリニックが少なく、求人が都心部に集中しているため、働ける人が非常に限られます。
透析についての知識が必要
透析は患者さんへの看護だけでなく、機械についても知識が必要です。
看護学校でも透析についてはほとんど習わないため、いちから勉強する必要があります。
若手看護師さんにおすすめの夜勤バイト
「経験が短いと夜勤バイトはできないのでは?」
と考えている看護師さんもいるのではないでしょうか。
いえいえ、若手看護師さんでも夜勤バイトはできるんですよ!
何人もの若手看護師さんに夜勤バイトを紹介した転職アドバイザーさん、実際に夜勤バイトをしている若手看護師さんにインタビューをしてきました。
若手看護師さんが働きやすい夜勤バイトはどこなんでしょうか!
転職アドバイザーのおすすめ!経験のある診療科目
転職アドバイザーSさんより
◆本業と同じ科目かつ、夜勤体制が2名や3名など複数体制の病院がおすすめ
◆日勤トレーニングがあったり、夜勤の指導者がいる夜勤バイトがおすすめ
◆教育体制は求人だけではわからないので、転職アドバイザーに相談しよう
看護師専門の転職サイト「看護師ワーカー」で働くSさんは、若手看護師さんの夜勤バイトについて上のように話してくれました。若手看護師さんにとっては、教育体制や夜勤体制が重要。ですが求人だけではわからないので、転職アドバイザーに相談するのがおすすめとのことです。◆若手看護師さんの夜勤バイトの相談はこちら 夜勤バイトをしている若手看護師さんの声
実際に夜勤バイトをしている若手看護師さんにインタビューしてみました
Dさん(25歳/透析クリニックで夜勤バイト)の口コミ
週1~2回程度で、休み前で自分の予定がない日に、夜勤バイトを入れています。オーバーナイト透析を扱っているクリニックで、睡眠時間を利用して透析を行うので、患者さんを別室でモニターを通して見守ることがメインです。
仮眠も休憩も取れるので身体的に楽ですね。
私の場合は、1勤務当たり約2万7000円貰うことができています。
このクリニックでしか夜勤バイトをしたことがないので他は知りませんが、透析クリニック以上に楽な夜勤バイトは聞かないですね。
最近話題のオーバーナイト透析で夜勤バイトをされているDさん。
本業とうまくバランスをとりながら、夜勤バイトを続けているとのお話でした。
中堅看護師さんにおすすめの夜勤バイト
「責任のある立場になったけど、お給料は上がらない…」
「育児や介護で、必要な出費は増えるばかり…」
と嘆いている中堅看護師さんも多いのではないでしょうか。
そんな中堅看護師さんに、おすすめの夜勤バイトがあります!
中堅看護師さんに夜勤バイトを紹介している転職アドバイザーに、おすすめの夜勤バイトをきいてきました!
転職アドバイザーのおすすめ!介護施設
転職アドバイザーSさんより
◆経験豊富な中堅看護師さんには、介護施設がおすすめ
◆介護施設は判断力が必要だけど、中堅看護師さんなら経験を活かして対応できる!
◆介護施設は求人も多く、自分に合ったものを見つけられる
◆入居者の重症度が忙しさに直結するので、内情を知りたい看護師さんは転職アドバイザーに相談しよう
介護施設であれば急変も少なく、仮眠や休憩がとりやすいので、育児や介護とも両立しやすいです。看護師1人のため判断力が問われる場面がありますが、中堅看護師さんなら心配はいらないでしょう。ですが、入居者さんの重症度などによって忙しさが変わるため、転職アドバイザーに相談するのがおすすめとのことです。◆中堅看護師さんの夜勤バイトの相談はこちら ここが気になる!夜勤バイトのQ&A
夜勤バイトについての疑問にお答えします!
Q.夜勤バイトをしてみたいんですが、夜は子どもをみないといけなくて…
A.24時間対応の託児所が併設されている職場もあります!
「子どもを養うために稼ぎたいけど、子どもを預かってもらえないから夜勤ができない…」というジレンマを抱えている看護師さんも多いですよね。そんな看護師さんのために、託児所が併設されている病院・クリニックが増えているんです!平成26年の総務省の調査では、ここ10年で院内保育所が倍増しているというデータがあります。ママさん看護師さんが夜勤バイトをしやすい状況が整ってきています。
Q.副業禁止なんだけど、夜勤バイトのこと黙ってたらバレないよね?
稼ぎたい看護師さんには、夜勤バイトがおすすめ!
◆とにかく稼げる夜勤バイトは急性期!
◆ゆったり働ける夜勤バイトは慢性期・回復期!
◆初めての夜勤バイトは介護施設がおすすめ!
◆オーバーナイト透析は、負担が少ない夜勤バイト!
◆若手看護師の夜勤バイトは、経験のある診療科目がおすすめ
◆中堅看護師の夜勤バイトは、介護施設がおすすめ!
目的や経験年数によって、おすすめの夜勤バイトはちがうことが分かりました。夜勤バイトは、業務内容や負担が、職場によって大きくちがいます。転職アドバイザーに相談すれば、目的や経験年数にぴったりな求人がみつかります!夜勤バイトといえば看護師ワーカー!夜勤バイトの紹介経験が豊富な転職アドバイザーがお待ちしています。◆看護師専門の転職サイト「看護師ワーカー」への相談はこちら◆夜勤バイトの求人検索はこちら関連記事